2007年05月24日

いろいろな話とSWRC-MIC版

先日お知らせしました[Archetype-Element]のモニター募集の記事に関して、沢山のモニター参加希望のお客様からご連絡、誠に有難う御座いました!

 実にモニターの予定数を遥かに上回るご応募を頂きまして、大変驚いている次第で御座います。

 ご応募頂いた方と順次お話させて頂きまして、その方々の中から選択すると言うのは大変心苦しかったのですが、こちらの想定していた条件に合う5名の方へ提供させて頂きました。今後何らかの形で良い点も悪い点も含めたレビューを公開して行きたいと考えておりますのでご期待下さい!
 
 又今回モニターに漏れた方へお詫びのメールを順次送らせて頂いておりますが、今後何かの機会が有りましたら宜しくお願い致します。

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 他には・・・ここの所、殆ど楽器カテゴリーの記事を書けていないのですが、理由として修理量はかなり多いのですが、忙しくて時間が取れてない事を筆頭に色々な事が重なってまして・・・・
 今の所公開予定としては、LPのネック折れ、アコギのブリッジ剥がれなどなど、これまで手掛けても一切記事にしてこなかった重症物の記事を行こうかなと。

 後は過去にやった物で記事にし損ねた物なども公開できれば良いかなと。その為の時間を今作ろうと作業中です。

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さて次は少し告知いきます。

このページ右側にあるIRPネットショップですが、随分前にシーサーネットショップサービスからロリポップネットショップサービスに変更しました。ステンレスビスなど、こまごました物を売ってますんで、これからもご愛顧頂ければ幸いです。

新製品の告知もついでに・・・
最近SWRCを使ったマイクケーブルを作ってみました。
これはバランス伝送用のキャノンコネクタ仕様でして、ヴォーカルマイク〜マイクプリや、DI〜ミキサー卓〜など使用用途も幅広く、現在エンジニアさんを中心に大変人気があるケーブルだったりします。

swrcmic.jpg
両端のプラグはいつものようにノイトリック社製の物を使い、信頼性も抜群です。
詳しい事はネットショップに記載が有りますのでそちらもご参照下さい。

→該当ページへ

そんな所で本日はここまで!
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2006年11月17日

Super Wide-Range Cableのパッチ版

 Super Wide-Range Cableを記事に書いてから、かなりコンスタントにご連絡を頂く様になりまして、物凄く有り難く、製作に対応させて頂いております。

元々の記事はこちらになります。
Super Wide-Range Cable
Super Wide-Range Cableのその後

 今回は上記の記事より派生したご依頼で、兼ねてより要望が多かったエフェクター間のパッチケーブルのご紹介をする事にします。

 皆さん割りと、パッチケーブルは長さに選択肢が無い!とおっしゃられるんですが、それもその筈と言うか、市販品の場合は丁度良い長さに作ってる訳では無くて、「丁度良いであろう長さ」に作ってあるんですね。なので万人に丁度良い訳が有りません。エフェクターの組み合わせによってはそりゃ長短不満が出てきますよね。

 といった様な所で、今回は長さをご指定頂いたパッチケーブル(一種類ですが)製作のご依頼を頂きましたので、その記事になります。(まーでもパッチケーブルって、短く作るだけなんで、前の記事と大した違いは無いんですが・・・)

 今回は福岡県のE様よりご依頼頂いた、真っ直ぐに伸ばした時にプラグ同士のホット間隔が200ミリの物になります。(どんな長さ・タイプのご依頼でも対応出来るのですが、これ以上短くするのは後述の理由から無理です)
パッチケーブル200mm.jpg
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
 因みに何かプラグにラベル貼ってくださいって言う事なので、見積書にいつも使っているロゴを貼ってみました。お客様と話し合った結果、今回は方向性はあえてつけていません。

 さて、幾つか同様のご注文を頂いた中で、なぜ長さが200mmの物を取り上げているかと言いますと、このケーブル、弾性がかなり強く、通常のパッチケーブル的に極端に曲げて使う事が少し辛いのです。
 正直、これ以上短いと曲がらないんですね。曲がらない以上はエフェクターに使用しますと、機材にもケーブルにも負担が掛かり、安定度が損なわれる可能性が有ります。
  それを避ける為には、L・L型ケーブルの場合、ホット間が200mm以下での製作はお請けする事は出来ませんと言う事になります。

パッチケーブル200mm使用例.jpg
 使用例としてはこんな感じでしょうか。エフェクターによっても多少間隔等の都合が変わってくるとは思いますが。

 またノイトリックL型プラグは筐体も大きいですので、エフェクターボードが狭い場合はこのパッチケーブルは向きませんので、今後、狭小なボードへの組み込み依頼が有りましたら、それらに向くケーブル・プラグも何か目星をつけなきゃいけませんねー

と言った様な所で本日はここまで!

福岡県 E様
栃木県 H・N荒様
東京都 S様
埼玉県 O様 ZEPファン様

最後にご注文下さいました皆様ご依頼ありがとう御座いました!
今後共、何か御座いましたらよろしくお願い致します。

追記
東京都I様オーダーのご連絡ありがとう御座いました。
200mmのパッチケーブルが試作品も含め5本残り3本の在庫になっております。
これですと、ご連絡頂きましたらすぐにご提供できます。


上記分完売致しましたが、現在いつでも製作に対応できます。
現在上記の仕様の物であればネットショップからのご購入も可能となりました。

それでは宜しくお願い致します。
posted by IRP Products at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器ケーブル関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

Super Wide-Range Cableのその後

Super Wide-Range Cableと言う記事を先週アップしてから、本当に沢山のご注文を頂きまして、ありがとう御座いました!

 当初予測していたよりも遥かに多くの注文を頂いてしまった為、線材の仕入れの都合や、他の作業との並行した製作作業が出来ず、丸1日の製作日を作って対応させて頂きまして、やっと2日ほど前に初期注文分の製作を終える事が出来ました。
 記事のアップ後早い段階でご注文頂きましたお客様を少しお待たせする事になってしまいまい大変ご迷惑をお掛けしました事をお詫びいたします。

さて、早速お客様からレビューを頂きましたので、幾つか紹介いたします。

東京都Y様から頂いたレビュー
ケーブルレビューY様.PNG
(サムネイルをクリックして下さい画像が拡大します)
一部ケーブルのブランド名のため伏字にさせて頂きました。

札幌のI様より頂いたレビュー
ケーブルレビューI様.PNG
こちらも一部ケーブルのブランド名でしたので伏字にさせて頂きました。

今後も随時レビューをお待ちしております。

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 今回結構な量のケーブルを作ったんですが、せっかくご注文頂いたのに流れ作業的な製作ってのは気持ちの良いものではないので、一本一本チェックしながら作ってたんですが、長時間やってると、やっぱり途中で耳が死んでくるんですねー。

 特に指向性に関する部分(今回はケーブルに方向性を持たせています)の変化が判り難くなるって言う事で、耳がやばくなってきた辺りで、指向性チェッカーなるものを作ってチェックしながら作業してました。
ケーブル指向性チェッカー.jpg
 自分用のチェッカーなんでかなり脱力な仕上がりですが、スイッチ一発でケーブルの方向性を変えて、瞬間的に指向性における音の変化を確認出来るようにしたって言う代物ですね。

 単にギター配線用フェイズスイッチの応用ですが。

 廃品パーツとモールドケースだから¥300も掛かってませんが、これが有るのと無いのとじゃ作業効率が随分違います。この指向性のチェックってケーブルをアンプから抜いて向きを変えてって言う作業が面倒だから思いつきました(笑)
 これのおかげで今まで気が付かなかった事もハッキリ見えてきた感じが有ります。久しぶりに作ってよかったなーと思うテスト機材でした。

と言ったような所で、本日はここまで!

ご注文頂きました皆様ありがとうございました!
引き続き製作の方承っておりますので興味のある方はメールにてご連絡下さい!
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2006年10月10日

Super Wide-Range Cable

今日も更新しますよー、時間が取り易い今の内に纏めて更新しちゃえ!的な(笑)

さて今回はお客様からご依頼を頂き製作したケーブルを紹介しようと思います。
 
ケーブルの製作方法(プラグの取り付け方等)その物は、
諸々ケーブル製作の御依頼
ケーブルの皮膜剥き
上記の記事ご参照ください。

 早速ですが、今回は製作にオーディオ用のケーブルを使い、楽器用ケーブルとしては上から下まで余す事無く伝送する物と言う事で、Super Wide-Range Cableと名付けました(お客様のD様命名。ありがとう御座います)
スーパーワイドレンジケーブル.jpg
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)

 どんな物でも製作には対応出来るのですが、今回は銀メッキ材を使用した2芯シールドケーブルに方向性を付けまして、お客様のご希望の仕様通り、ノイトリックプラグのL・Sを取り付けた3メートルの物です。
 
-----------------以下ちょっとだけプラグの説明-----------------

 フォンプラグに関しては色んな選択肢が有り、プロオーディオ用途の物なども使用は可能ですが、あまりに入手性が低い物や、高精度ゆえに耐久性の低い物を使うのは、長期的なメンテナンスの事や、ラフに扱われがちな楽器への使用と言う事も考え合わせて、私個人が良しとしない為に、あえて汎用品の中から良質な物を!との理由からノイトリック社製プラグを主に使用しております。

 因みに最近ノイトリック社のフォンプラグがモデルチェンジしまして、上が旧型で太く、下が新型で細くなっています。
ノイトリック形状比較.jpg
 新型は幾分スリムな形状でスタイリッシュになった感じですね。

 稀にフォンジャック間がかなり狭く設計されているラック機材なんかが有りますが、今までそう言うラック機材に旧型を使っていて、隣り合うプラグ同士が干渉してしまった様な場合でも、スリムタイプは難なく使用出来そうですね。そんな訳で今回のモデルチェンジに伴い、当方で使用する物も今後は全て新型に変更になります。 

-----------------プラグの説明終了-----------------


 で、音はどうなのよ?と言うと・・・一言で・・・かなりワイドレンジでフラットですね。

 シングルコイルのストラトに繋ぐと恐ろしい位の解像度で、上から下まで余す所無く音が出て来ます。ギャコーンって弾くとホントその通り出て来ると言う感じでしょうか。逆にそう言うのが苦手な人が居るかもしれませんが・・・・
 他には、高域がきっちり出ている為に、中域が少し薄れてしまう様に聞こえる事も有るかも知れません。しかしながらそれが本来のPUの音かもしれませんし、そういう意味でもフラットにかなり近くなると考えられます。
 
 ハムバッカーPU等との組み合わせに於いても、上記のようなイメージはそのままで、PUや内臓プリアンプの音も素直に出してくれます。更にPU出力に対しての追随性が良い感じなので、ハイゲインハムバッカーPU等にありがちなタッチレスポンスが埋もれると言った様な事も無く、スカッと抜けてくる気持ち良さが有ります。

上記インプレッションはベースにおいてもほぼ同じで有効な様です。

 とにもかくにもコレは凄い素直な音のケーブルで、楽器の電気パーツの質や、弾き手のタッチまで如実に出て来ますよ〜
楽器仮接続.jpg

ケーブルで色々お悩みの方
いかに素直にアンプに信号を送ってあげるかを日々研究されている方
とにかく良いケーブルをお探しの方


こんな方々には一度使ってみて頂きたいケーブルだと思います。

興味のある方はメールにてご連絡ください。

本日はここまで!

追記、HP構築にあたり特設ページをご用意いたしました
http://i-r-p.net/cable/
こちらもご参照下さいますよう御願い致します。
posted by IRP Products at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器ケーブル関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月31日

諸々ケーブル製作の御依頼

物凄く寒いですねえ。インフルエンザが流行っていますが、皆様もくれぐれもお気をつけ下さい。
私も危ないかな?とか思った瞬間がありましたが、とりあえず重装備で事なきを得ました。

ここの所、と言うかいつもか(笑)
あるお客様と話す事が多いのですが、その方がいらっしゃる某音楽事務所の人の扱い方に対して、「ちょっと・・それはそうじゃねえだろ!」とか突っ込みたいような出来事も耳にした訳で、
かなり腹に据えかねる物を抱えてる今日この頃だったりしてます。
何で音楽事務所ってのは、ああ言う非人道的なことを平気でやるかな・・

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さて今回は、ある小規模プロスタジオ様から、ある程度纏まった数のケーブル制作の依頼が有りまして、その記事を書いてみる事にします。
とは言え単にケーブル制作なんで書く所はそんなに無いんですけどね〜

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posted by IRP Products at 09:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 楽器ケーブル関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

Super Wide-Range CableのパッチVer

Super Wide-Range CableのパッチVerになります。
 
 Super Wide-Range Cableを使用した20cmのパッチケーブVerになります。

パッチケーブル200mm.jpg
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)

パッチケーブル200mm使用例.jpg
使用例はこんな感じです。

こういったものも製作可能です。

本編の記事は「Super Wide-Range CableのパッチVer」こちらになります。合わせてご覧頂ければ幸いです。
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2005年11月09日

Super Wide-Range Cable

お客様からのリクエストで製作したSuper Wide-Range Cableです。

スーパーワイドレンジケーブル.jpg
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)

楽器仮接続.jpg

こういったものも製作可能です。

本編の記事は「Super Wide-Range Cable」こちらになります。合わせてご覧頂ければ幸いです。
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2005年02月05日

ケーブルの皮膜剥き

ちょっと前に某ユニットのS氏と話していた時に

「今度ケーブル作るんだけど」
「ケーブルの皮剥きってホントはどうやるの?」
「シース剥きの記事って、ネットであんまり見ないよね〜」

とか、そんな話になりまして。
そんな訳で今回はケーブルの皮膜剥きをやってみましょう。

ワイヤーストリッパーとかそういう工具や電工ナイフとかそう言った物も
ホームセンターや電材用工具店なんかで販売されています。

同軸ケーブル用カッター/ストリッパー
http://hobbes.co.jp/shop/htc226.html
ワイヤーストリッパー
http://www.koeishoji.co.jp/stripit6.htm
ワイヤーストリッパー比較
http://www.d5.dion.ne.jp/~re-light/stripper_top.htm

数種類市販されている訳ですが、個人でケーブル作る範囲でこれを購入するのは多少高いかな?
などと思ったりしますので、今回は別のやり方を提示してみましょうか。
でも、早く大量に作らなきゃいけない人はワイヤーストリッパーを買った方が良いです。
続きを読む
posted by IRP Products at 16:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 楽器ケーブル関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする