2024年01月23日

■BOSS社製OD-2Marshall MODを完了させて出荷■

20240123_IMG_20240110_185606.png
(画像とクリックするとInstagramに飛びます)


先日来作業していた、OD-2ですが、通電試験も終わり出荷。

貿易仕事、通院等の合間にYOUTUBEとか動画編集とか慣れていく作業に没頭。
これあんまやりすぎると、又ヤバい事になる。頭ぼーっとします。
動画編集を生業にしてる人って凄いな。

今回の作業内容は要約すると、

●信号系のコンデンサの交換と定数見直し
●歪み発生部分のダイオードの構成変更(ゲルマ+LED+シリコンの併用)
●一部指定素材のコンデンサに変更
●寿命がヤバそうな電源系の電解コンデンサの交換
●ASAアダプタ仕様→PSAアダプタ仕様に変更

こんな所でしょうか。
オシロで波形を見ると、あーこんなかんじね。なるほどね等と一人で納得。
(安物のオシロですが作業場が狭いのでオシロを小さくしました)

インスタグラムの仕様上、一杯の動画は上げられないので、改造後のワンフレーズのみ音源をあげてみます。

どこがマーシャルやねん!はミッドとローとハイの出方なんですが、こればっかりは弾かないと分からない。
改造前と改造後、実は大分違うんですよ。これ。

因みに音源はリアンプしたストラトのフロントPUで、随分前に友人のプロギタリストに弾いてもらった物。
これをリアンプ機材を通してインピーダンスをできる限りパッシブのエレキギターに近づけてからエフェクトに入力〜実際のアンプを鳴らして録っています。
そうしないと安定して音質の判断なんか僕には出来やしないのです。

そして外した部品に手を合わせます。長年ご苦労様でした。

Y様、この度はこの度はご用命有難う御座いました。
気に入って頂けるだろうか、そして長くご愛用頂けるだろうか?実際はここからが勝負なんだ。

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2024年01月20日

■ガンズ/スラッシュモデルのアンプの不調修理■

■ガンズ/スラッシュモデルのアンプの不調修理■トランジスタアンプ、やっぱり気に入らない。というか、この個体アンプだけかもしれないけれどノイズ多いんですよね。あと、ちょっとクリーンチャンネルとゲインチャンネルのスイッチ切り替えのノイズ(インピーダンス切り替えが適当な設計特有のボン!という切り替えノイズ)、とうとう我慢できず、数値だけとっておこうと思って再度分解。(写真は前回の物の使い回しですが)ノイズは徹底的にICの増幅帰還部にセラコンかなんかでパスコン入れるかなんかすれば収まるだろうとは思うけど、今日はそこまで追い込む時間はない。後は切り替えスイッチは6ピンのスライド式なので、単にインピーダンス整合用の抵抗値を測定して割り出す。ただ、手持ちに部品がない定数になっちゃったので、半固定でも突っ込むかと思った所でタイムアップ。このアンプ、めっちゃデカい音出したら良い感じなんだろうけど、多分めっちゃノイズ多い。スラッシュってこんなんでほんとにOK出したんやろかいな?まーこの辺りは闇が有る世界なのであまり深入りしないでおこう。蛇革(フェイクレザー)にでも貼り替えてみようかな。SNAKEPITだけに。これは前も書いたか。後、インプットジャック、これもちょっと勘弁してほしい。初心者向けのコスト削減とは言うものの、壊れやすすぎるわ。初心者物だからって言ってももうちょっとだけ良いの使ってくれないかな。全体的に可愛らしいんだけどね。でもしも結果真空管アンプに作り替えてたら、コンセプトからずれていく笑(真空管アンプで信号チェックするのが暑いからという理由なのに)あ、でもね、歪みはメッチャいい感じなんですよ。チェック用トランジスタアンプだったらもうこれでいいかな。あ、JCのちっこいのは欲しい。場所無いけど。各種楽器の修理改造、エフェクタ製作、貿易に関するご依頼、ご相談はDMや各種SNS、E-MAIL(info-form@i-r-p.net)にて承ります。#irpproducts#tradeconsultant#guitarrepair#guitaramp#midbooster#GuitarCustomization#GuitarModification#effectsrepair#guitarcable#intermodalcontainer#貿易コンサルタント#出会いに感謝#ギター修理#ギターリペア#エフェクターリペア#エフェクター#アコースティックギターリペア#プリアンプ#プリアンプリペア#ギターアンプ#ギター改造#生かされている事に感謝#電子工作#トランジスタアンプ#snakepit#gunsandroses#slash
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■ガンズ/スラッシュモデルのアンプの不調修理■
信号チェック用のトランジスタアンプ、やっぱり気に入らない。というか、この個体アンプだけかもしれないけれどノイズ多いんですよね。
あと、ちょっとクリーンチャンネルとゲインチャンネルのスイッチ切り替えのノイズ(インピーダンス切り替えが適当な設計特有のボン!という切り替えノイズ)、とうとう我慢できず、数値だけとっておこうと思って再度分解。
(写真は前回の物の使い回しですが)

ノイズは徹底的にICの増幅帰還部にセラコンかなんかでパスコン入れるかなんかすれば収まるだろうとは思うけど、今日はそこまで追い込む時間はない。

後は切り替えスイッチは6ピンのスライド式なので、単にインピーダンス整合用の抵抗値を測定して割り出す。
ただ、手持ちに部品がない定数になっちゃったので、半固定でも突っ込むかと思った所でタイムアップ。

このアンプ、めっちゃデカい音出したら良い感じなんだろうけど、多分めっちゃノイズ多い。
スラッシュってこんなんでほんとにOK出したんやろかいな?

まーこの辺りは闇が有る世界なのであまり深入りしないでおこう。

蛇革(フェイクレザー)にでも貼り替えてみようかな。
SNAKEPITだけに。これは前も書いたか。

後、インプットジャック、これもちょっと勘弁してほしい。
初心者向けのコスト削減とは言うものの、壊れやすすぎるわ。
初心者物だからって言ってももうちょっとだけ良いの使ってくれないかな。
全体的に可愛らしいんだけどね。

でもしも結果真空管アンプに作り替えてたら、コンセプトからずれていく笑
(真空管アンプで信号チェックするのが暑いからという理由なのに)

あ、でもね、歪みはメッチャいい感じなんですよ。
チェック用トランジスタアンプだったらもうこれでいいかな。

あ、JCのちっこいのは欲しい。場所無いけど。

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■ Guns/Slash model amp malfunction repaired ■
Transistor amp, I still don't like it. I mean, maybe it's just this unit's amp, but it has a lot of noise.
Also, the noise when switching between the clean channel and gain channel (the noise of switching impedance is peculiar to the proper design), I finally couldn't put up with it! ) I finally couldn't take it any longer, so I disassembled it again, just to keep the numbers (the photo shows the last one I turned).
(The photo is a reproduction of the last one.)
I think the noise will be fixed if I put a pass-controller or something in the amplification feedback section of the IC, but I don't have time to go into that much detail today.
The rest is just measuring and figuring out the impedance matching resistance, since the switching switch is a 6-pin sliding type.
However, I didn't have any parts on hand, so I thought I'd have to go in with a semi-fixed resistor, but then time ran out.
This amp would probably sound good if it were really loud, but it's probably very noisy.
I wonder if Slash really gave the OK for this kind of thing?
Well, this is a dark world, so let's not get too deep into it.
I might try to replace it with fake snakeskin leather.
Just for SNAKEPIT. I wrote about this before, didn't I?
And the input jack, please don't give me a break.
I know you say it's a cost-saving measure for beginners, but it's too fragile.
Even if it's a beginner's product, could you please use something a little better?
Overall, though, it's pretty.
And if they rebuild it into a tube amp as a result, it's going to be out of concept lol.
(even though it's just because it's hot to check the signal with a tube amp)
Oh, but you know, the distortion is really nice.
If it was a transistor amp for checking, I'd probably just use this one now.
I want a small JC amp. I don't have space for it.

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2024年01月17日

■特殊パーツって修理に困るよねな話WH-10■

■特殊パーツって修理に困るよねな話WH-10■年末とあるお客様からお預かりしたアイバニーズ社製WH-10のver1.5の修理作業のご用命を頂年末とあるお客様からお預かりしたアイバニーズ社製WH-10のver1.5の修理作業のご用命を頂#ワウペダルきました。入庫時、テストで踏み込むとポットが内部破損するという事故が有ってビビったり、マジかよー等と頭を悩ませていたものの一つです。WH-10は名機中の名機で名高いのですが、verが3つほどあり、全部、回路設計はOPAMPWahでして、それだけでもかなり高度な設計がなされています。そして、この心臓部に使われているペダルコントロールポットが、定数違いの2連ポットで、さらにカーブが特殊でロングシャフトという異常にレアな物が使用されています。又、一般的なワウペダルとは違い、ペダルコントロール可変部分が一般的な平ギア式ではなくクランク式となっている為、使えるポットに制約が掛かります。ただ、ver1とver1.5では一部回路設計が異なりまして(細かい事は割愛します)、後者の場合はこの2連ポットの片方しか使わない設計になっている為、何とか工夫に工夫を重ねて使える所まで修復を試みました。取り敢えず使用に耐えられるところにまでは修復する事が出来ました。修復方法において都合上、基板定数を弄ったり様々な工夫をした為、中身を公開するのはどうかなという事で、外観迄の公開に留めますが、こんな修理もこなしておりますという実例の掲載許可を依頼主様のご厚意により頂きましたので今回公開する事に致しました。(オリジナルって何だろう?こうやって改造や補修を続けるとテセウスの船みたいな感じになるのかな)ver1とリイシュー版(まだちゃんと中身見た事ないですが)のペダルコントロールポットがイかれた場合の修理はどうしましょうねえ。等とそれはそれで今後の課題です。国内では代替え部品は全く手に入らず、有ってもめっちゃ高価か、定数を間違えてる可能性大な事、海外通販で販売している所も有るには有りますが、これも細かい仕様の記載がなく冒険するには少々高く付くよねーと、ver1等もお持ちの依頼主様とも話をしていた様な、そんな状況です。ただ、そういった障壁をすべて取っ払ってでも修理されたいという方がおいででしたら是非お声がけ頂ければ幸いです。少なくともご相談には乗れるかと思います。なんとなく、世界中にこのペダルのポットがダメになった物が一杯ジャンク化しているとか、不適切な修理がなされている物が山のようにある気がしています。オリジナルのポットが手に入らない場合、永遠にあのトーンが失われる、そんな特殊な部品を使わない設計をする方が機械としては良いのになあ、等と思うのは、修理屋の勝手な言い分にすぎないのでしょうかね?本当はもっと気軽に治せる様に作っておく方がお客さんも喜ぶと思うんだけどなあ。メーカーさんも自分で自分の首絞めないで済むし。等と。いろんなことを考えてしまった年末年始でした。各種楽器の修理改造、エフェクタ製作、貿易に関するご依頼、ご相談はDMや各種SNS、E-MAIL(info-form@i-r-p.net)にて承ります。#irpproducts#Lifeisgreat!#Thanksformeetingme!#tradeconsultant#guitarrepair#thanksforlooking#midbooster#GuitarCustomization#GuitarModification#effectsrepair#effectors#Ibanez#wh10#貿易コンサルタント#出会いに感謝#修理#ギター修理#ギターリペア#エフェクターリペア#エフェクター#アコースティックギターリペア#プリアンプ#プリアンプリペア#ギターカスタム#ギター改造#wahpedal#ワウペダル#JohnFrusciante

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■特殊パーツって修理に困るよねな話WH-10■
年末とあるお客様からお預かりしたアイバニーズ社製WH-10のver1.5の修理作業のご用命を頂きました。
入庫時、テストで踏み込むとポットが内部破損するという事故が有ってビビったり、マジかよー等と頭を悩ませていたものの一つです。
WH-10は名機中の名機で名高いのですが、verが3つほどあり、全部、回路設計はOPAMPWahでして、それだけでもかなり高度な設計がなされています。
そして、この心臓部に使われているペダルコントロールポットが、定数違いの2連ポットで、さらにカーブが特殊でロングシャフトという異常にレアな物が使用されています。
又、一般的なワウペダルとは違い、ペダルコントロール可変部分が一般的な平ギア式ではなくクランク式となっている為、使えるポットに制約が掛かります。
ただ、ver1とver1.5では一部回路設計が異なりまして(細かい事は割愛します)、後者の場合はこの2連ポットの片方しか使わない設計になっている為、何とか工夫に工夫を重ねて使える所まで修復を試みました。
取り敢えず使用に耐えられるところにまでは修復する事が出来ました。
修復方法において都合上、基板定数を弄ったり様々な工夫をした為、中身を公開するのはどうかなという事で、外観迄の公開に留めますが、こんな修理もこなしておりますという実例の掲載許可を依頼主様のご厚意により頂きましたので今回公開する事に致しました。
(オリジナルって何だろう?こうやって改造や補修を続けるとテセウスの船みたいな感じになるのかな)
ver1とリイシュー版(まだちゃんと中身見た事ないですが)のペダルコントロールポットがイかれた場合の修理はどうしましょうねえ。等とそれはそれで今後の課題です。
国内では代替え部品は全く手に入らず、有ってもめっちゃ高価か、定数を間違えてる可能性大な事、海外通販で販売している所も有るには有りますが、これも細かい仕様の記載がなく冒険するには少々高く付くよねーと、ver1等もお持ちの依頼主様とも話をしていた様な、そんな状況です。
ただ、そういった障壁をすべて取っ払ってでも修理されたいという方がおいででしたら是非お声がけ頂ければ幸いです。
少なくともご相談には乗れるかと思います。
なんとなく、世界中にこのペダルのポットがダメになった物が一杯ジャンク化しているとか、不適切な修理がなされている物が山のようにある気がしています。
オリジナルのポットが手に入らない場合、永遠にあのトーンが失われる、そんな特殊な部品を使わない設計をする方が機械としては良いのになあ、等と思うのは、修理屋の勝手な言い分にすぎないのでしょうかね?
本当はもっと気軽に治せる様に作っておく方がお客さんも喜ぶと思うんだけどなあ。メーカーさんも自分で自分の首絞めないで済むし。等と。いろんなことを考えてしまった年末年始でした。
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■Special parts are difficult to repair, right? WH-10■
At the end of the year, we received an order for repair work on an Ibanez WH-10 ver. 1.5 that was left with us by one of our customers.
When we received it, there was an accident that the pot was broken inside when we stepped on it for a test, which made us scared.
The WH-10 is a famous machine among famous machines, and it has about three vertices, all of which are designed by OPAMPWah, which is a very advanced design in itself.
The pedal control pots used in the heart of this pedal are two sets of pots with different constants, and they have a special curve and long shaft, which is unusually rare.
Also, unlike most wah pedals, the variable pedal control is cranked instead of the usual flat gear type, which limits the number of pots that can be used.
However, the circuit design is different between ver1 and ver1.5 (I'll spare you the details), and the latter is designed to use only one of these two pots.
We were able to repair it to the point where it could withstand use for the time being.
Because we had to play with the circuit board constants and devise various other things in the restoration process, we are not sure if it is appropriate to disclose the contents, so we will only disclose the exterior.
(What is original? (What is the original?) If we keep on modifying and repairing like this, it will become like the ship of Theseus.
What should we do if the pedal control pots of the ver1 and reissue version (I have not seen the contents yet) get damaged? I'm not sure how to repair the pedal control pots of the ver1 and reissue (I haven't seen the contents yet).
There are some places that sell them through mail order overseas, but they don't have detailed specifications, so it would be a little expensive to venture into the market. We had a discussion with the client who also has ver1 and so on.
However, we would be happy to hear from anyone who is willing to remove all such barriers to repair.
We can at least consult with you.
I have a feeling that there are a lot of junked or improperly repaired pedals all over the world with pots that have been ruined.
If the original pots are not available, the tone will be lost forever, and it would be better to design a machine that does not use such special parts, etc. Is it just the selfish opinion of a repair shop?
In fact, I think customers would be happier if the machine were made in such a way that it could be easily repaired. The manufacturer would not have to choke on their own. And so on. It was the end of the year and the beginning of the new year that made me think about various things.
Please feel free to contact us by DM, SNS, or E-MAIL (info-form@i-r-p.net) if you have any requests or inquiries about repair, modification, effector production, or trade of various instruments.


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2024年01月11日

■重なる偶然(マーシャル系を目指して回路を弄ってたら本家が入庫して来た)■

■重なる偶然(マーシャル系を目指して回路を弄ってたら本家が入庫して来た)■先日来、BOSS社製のOD-2をマーシャルMODしてほしいというご依頼とは別に、以前ご用命頂いた別のお客様から再度のご入庫。これがまた偶然にも Marshall本家発のBluesbreaker(ブルースブレイカー)という機種でした。今回入庫してきたのは、使っているうちに音が出なくなったという症状の為、以前当方が弄った所が調子崩したのかなと一瞬ドキッとしたのですが、ICの下の半田クラックでした。再ハンダすると一瞬で修理完了。基板面から銅箔が剥がれたり、振動で半田がクラックしたり、エフェクタはいわゆる電気製品としては結構過酷な使用環境なので起きるときは起きるやつですね。そもそも足で踏む電気機器って事から考えると、かなり過酷です。で、音ですが、あーこれがマーシャル本家、確かにこんなだったなー、んー。なるほどなー等と、今やってるOD-2と比べてどうこう言っても全く回路も違うのでアレですが、マーシャル社が言わんとしてる事は分かる気がする。しかしよかった、深甚な破損や、自分自身が弄った部分の破損じゃなくて。かえって自信が付いた。「ブルースブレーカー、修理や改造するなら、このやり方で問題ないわ」と。各種楽器の修理改造、エフェクタ製作、貿易に関するご依頼、ご相談はDMや各種SNS、E-MAIL(info-form@i-r-p.net)にて承ります。#irpproducts#Lifeisgreat!#Thanksformeetingme!#tradeconsultant#guitarrepair#thanksforlooking#midbooster#GuitarCustomization#GuitarModification#effectsrepair#effectors#Marshall#Bluesbreaker#貿易コンサルタント#出会いに感謝#修理#ギター修理#ギターリペア#エフェクターリペア#エフェクター#アコースティックギターリペア#プリアンプ#プリアンプリペア#ギターカスタム#ギター改造#マーシャル#ブルースブレーカー

先日来、BOSS社製のOD-2をマーシャルMODしてほしいというご依頼とは別に、以前ご用命頂いた別のお客様から再度のご入庫。
これがまた偶然にも Marshall本家発のBluesbreaker(ブルースブレイカー)という機種でした。

今回入庫してきたのは、使っているうちに音が出なくなったという症状の為、以前当方が弄った所が調子崩したのかなと一瞬ドキッとしたのですが、ICの下の半田クラックでした。再ハンダすると一瞬で修理完了。

基板面から銅箔が剥がれたり、振動で半田がクラックしたり、エフェクタはいわゆる電気製品としては結構過酷な使用環境なので起きるときは起きるやつですね。
そもそも足で踏む電気機器って事から考えると、かなり過酷です。

で、音ですが、あーこれがマーシャル本家、確かにこんなだったなー、んー。なるほどなー等と、今やってるOD-2と比べてどうこう言っても全く回路も違うのでアレですが、マーシャル社が言わんとしてる事は分かる気がする。

しかしよかった、深甚な破損や、自分自身が弄った部分の破損じゃなくて。かえって自信が付いた。「ブルースブレーカー、修理や改造するなら、このやり方で問題ないわ」と。

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2024年01月07日

■「Marshall MOD」のMarshallらしさって何だろうか■

■「Marshall MOD」のMarshallらしさって何だろうか■昨日に引き続きペダルの改造プランニング。何度もご愛顧頂いているY様からご依頼のエフェクタ改造案件で、これも年末年始頭を悩ませていたもの。一昔前に流行ったBOSS社製エフェクターOD-2の「Marshall MOD」に関するご依頼なのですが、一部指定パーツが手に入らない事、そもそも「Marshall」MODってさ、何をもってしてそういう風に言うの??という自問自答でシミュレーターをぶん回していたら年が明けたというそんな話です。当方、自分で説明が付かないネットの引き写し改造はしてはいけないと考えておりますので、改造にはそれなりのに理由付けと測定をします。その他には作業の順番等でお客様をお待たせしてしまっていて申し訳なく思っております。しかし、BOSS社の回路(図)、どの機種見ても凄いよ、技術もお金掛かってる。そういえば、BOSS社というか大元のローランド社は、浜松に移る前は住之江の南港大橋を渡った直ぐのとこに工場が有ったとか。南港の畔で暮らす身としては寂しい話。ずっと有って欲しかった様な気もするけれど。それで話を元に戻すと、シミュレーター回してたら、OD-2に対する「Marshall」MODって波形的な理由をほぼ突き止める。(ほぼというのは、実際に組んでいない為。前にこの類のマーシャルのコピー品を修理した時にたまたまうちに来て弾いてくれた知人曰く「まぁしゃる」って言ってたな。ひらがなで和文ってのがそういう事なんだろう)それでやっと部品の調達のリスト作成まで漕ぎつける。「音」ってどんだけやってもわからんよねー。面白いけどやっぱり効率の悪い長い道のりだ。単にコピーするだけの人生だったらどんだけ楽か笑各種楽器の修理改造、エフェクタ製作、貿易に関するご依頼、ご相談はDMや各種SNS、E-MAIL(info-form@i-r-p.net)にて承ります。#irpproducts#tradeconsultant#guitarrepair#guitaramp#midbooster#GuitarCustomization#GuitarModification#guitarcable#electronicwork#onbordpreamp#electricguitar#貿易コンサルタント#エレキギター#出会いに感謝#ギター修理#ギターリペア#エフェクターリペ#プリアンプ#ギターアンプ#ギター改造#生かされている事に感謝#MarshallMOD#effector #OD2

昨日に引き続きペダルの改造プランニング。
何度もご愛顧頂いているY様からご依頼のエフェクタ改造案件で、これも年末年始頭を悩ませていたもの。

一昔前に流行ったBOSS社製エフェクターOD-2の「Marshall MOD」に関するご依頼なのですが、一部指定パーツが手に入らない事、そもそも「Marshall」MODってさ、何をもってしてそういう風に言うの??という自問自答でシミュレーターをぶん回していたら年が明けたというそんな話です。

当方、自分で説明が付かないネットの引き写し改造はしてはいけないと考えておりますので、改造にはそれなりのに理由付けと測定をします。その他には作業の順番等でお客様をお待たせしてしまっていて申し訳なく思っております。

しかし、BOSS社の回路(図)、どの機種見ても凄いよ、技術もお金掛かってる。

そういえば、BOSS社というか大元のローランド社は、浜松に移る前は住之江の南港大橋を渡った直ぐのとこに工場が有ったとか。
南港の畔で暮らす身としては寂しい話。ずっと有って欲しかった様な気もするけれど。

それで話を元に戻すと、シミュレーター回してたら、OD-2に対する「Marshall」MODって波形的な理由をほぼ突き止める。
(ほぼというのは、実際に組んでいない為。前にこの類のマーシャルのコピー品を修理した時にたまたまうちに来て弾いてくれた知人曰く「まぁしゃる」って言ってたな。ひらがなで和文ってのがそういう事なんだろう)

それでやっと部品の調達のリスト作成まで漕ぎつける。

「音」ってどんだけやってもわからんよねー。

面白いけどやっぱり効率の悪い長い道のりだ。単にコピーするだけの人生だったらどんだけ楽か笑

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2021年11月11日

【クラウドファウンディング活動報告その3】基板の生産に着手!

本日は電材屋さんからの部品が到着した為、いよいよ基板の生産に着手いたしました!

20211024基盤画像.jpg

IMG_E6979.JPG

 最近は半導体を含む電材の世界的な流通不安から、電気部品の値上がりや、欠品などが目立つようになってきました。とはいえ、今回使用する部品はまだまだ流通在庫が豊富な物のみを取り扱いますので、それほど調達が困難というわけではありません。調達が困難(というか中々進まない)なのは以前の活動報告に書かせていただきましたゲインコントロールポットのみの感触ですが、もしかすると同梱するステレオジャックあたりも調達が怪しい所です。。

20211110基盤作成.JPG

 ポットとそのごく一部近くにある部品を除いて54台分の基盤を組み立ててみました。



 こんな感じで手ハンダしていきます。

 因みに作業効率の関係から、1枚9台分の回路基板を分割する前に部品を実装しています。 これだけで約1日ぶっ通しで作業をしていまして、並べてみるとかなりの手ハンダ数です。

 正直この作業はハンドメイドらしく無茶苦茶に時間が掛かり、精神的な消耗もかなりありました。まだ残りの台数の作業は現在随時作業中です。

 さて、今回、音質に直結するフィルター用のコンデンサはメタライズドポリエステルコンデンサを採用する事にしました。(黄色い四角い部品の事)

 これはFaithful Link社のフィルムコンデンサで、無誘導構造、自己修復性、小型を特長とします。ケースに入れエポキシで充填してあるため、耐湿性があります。特性がよく、ひずみ(いわゆるギター的な意味ではなく電気的な意味)も少ないので、オーディオ回路に最適な部材の一つとされています。

 そこから考えると楽器に封入するには最適な選択なのではないかと思い採用に至りました。トップ画像のサンプル品に使用したコンデンサは自分で所有していた所謂デッドストック品であった為、変更しましたが、音質的、組み立て作業的にも、この選択は正解だったと感じています。

 所謂エレクトリックギター類の楽器向け電気回路は、音質という理屈では説明しきれない所がありますが、正解と不正解(勿論回路的には安全な設計をしています)の境界線、そのどこかに心地よい音質が存在するのではないかと個人的には考えています。

もしよければご支援頂ければ幸いです。
キャンプファイヤーメインページ

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【クラウドファンディング活動報告2】基板製作と発注について

20211024基盤面付画像.png


今回は基板の製造について、ご説明いたします。


 回路その物は既に何年も前から手作りで製作している物で、今回のクラファンプロジェクトを行うにあたり、基板用CADで清書し、さらに面付加工(一枚の基板板に複数枚の基盤をエッチングする方法)をとりました。


 製造委託の協力会社様にも感謝!


 この様にした事により、基板の製造単価=1台単価を落とし、量産することが可能となります。問題点があるとしたら、この面付を行う際、1枚モノなら動いていたものが、面付作業ミスで何らかのデータがコピペされず、パターンが正しくエッチングされていない等のリスクがあり、正常に動かない基板を量産してしまう可能性がある事でしょうか。


 かなりチェックしましたので、今回は大丈夫だと思うのですが、実物が来て組み込んでみるまでは本当の所ドキドキです。


 基板の発注自体はかなり前に済ませていたため、既に手元にありますのでテスト的に回路を組んでみた所、無事に動作したのでほっとしています。



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【クラウドファンディング活動報告その1】ゲインポットの手配関係について


20211022ポット画像.JPG

先日来、ネット経由で国内A社とポットの購買に関して打ち合わせを行っています。

(添付画像は過去に試作品の時に手配した際の画像です)

今回80台分の準備ですので約10%の歩留まりを含め90PCSの購買をお願いすべく交渉中です。

一回の発注数量が多ければそれなりに価格面は抑えられるのですが、楽器に取り付けるには楽器のボティに対してのねじ切りナット部分が11ミリでエレキギター系回路に求められるローレット式ポットとなると、そう安くはなりません。

とはいえ、このパーツが最も今回の回路の肝になってくるため、どうしても手抜きが許されませんし、信頼性の高いパーツを使用したいため、A社製パーツは必要不可欠なのです。


現在電子部品の世界的流通が鈍くなっている中、どれだけ上手くタイムラグなくシームレスに手配できるか、チャレンジ中です。

キャンプファイヤー活動報告ページ
https://camp-fire.jp/projects/499186/activities/319410#main
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2021年11月09日

ミッドブースタープリアンプのクラウドファウンディングを始めました(camp-fired)

皆様大変ご無沙汰しております。
新型コロナも数値的にはずいぶんと落ち着いてきたような感じですが、果たして本当にそうなのか、数字のマジックではないのか?等と色々な微妙な気持ちになる日々ですが、皆様はどうお過ごしでしょうか?

ワクチンが効いた説などもありますが、3回目のブースター接種、または抗体が無くなる頃に再度ワクチンを打たなければならないとか、いろいろな事が言われていますが、本当の所はよくわかりません。

どうやったって、大本のウイルスが消滅せず、決定的なワクチンの開発がなされていないのであれば、当然ながらこれからも自衛を行わなければなりません。

企業で働くのであれば、当然ながらテレワークや、どうしても現場に出る必要がある場合はどんな小さな事でも自衛を続ける事が肝要かと思います。

そんな中、個人的に色々あり自由に使える時間がごく短期間ボンと出来てしまった為、それを無駄にする事無く使い切ろうという事で、これまでずっと個人的に開発してきた、楽器内蔵用ミッドブースターの量産化作業に勤しんでおりました。

とはいえ、当blogはかなり放置状態ですので殆ど開店休業状態でしたので、果たしてこのblogにこれらの情報をアップロードして効果があるかどうか、あまり自信がないのも事実なのですが、何らかの名刺代わりで、世の中に対して製品を送り出すプラットフォームが沢山有るのでそれを利用してプロモーションを行ってみたらどうだろう?と、、

そんな訳で、今回キャンプファイヤー様にお世話になり、クラウドファンディングを始めてみる事にして、実は既に先行でSNS発信はすでに行っておりました。

https://www.facebook.com/masaki.nitani
https://twitter.com/i_r_p
https://www.instagram.com/irp_nitani/

エレキギター内蔵用ミッドブースタープリアンプ製作及び販売サイト構築したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/499186


上記リンクから詳細をご参照ください。(又は下記のQRコードから当該ページにジャンプできます)

20211109当該ページQRコード.png

20211109【blog】キャンプファイヤーページスクショ2.png

現在キャンプファイヤーのスタッフの方とのmtgを行いながら、リターンや各種の追加、本文の文言などの調整に調整を重ねておりますので、今後もう少しリターンを増強したいと考えています。

この辺りもう少し勉強してからチャレンジすればよかったと思ったりしています。。

20211109サイズ変更トップページ差し替え画像.png

外観はこんな感じになってまして、ストラトなどのパネルマウントの楽器にはバッテリースペースさえ確保できれば、取り付け可能な仕様となっています。

20211109サイズ変更トップページ差し替え画像2.png

今回これを量産した理由って実はこんな感じでして、楽器の中にプリアンプを封入組み込む事で、楽器本体の出力信号を安定させたり、ミッドブーストを行えたりで、シングルコイルの楽器一本で色んなシーンで使い勝手がよくなりますので、練習スタジオに行ったりする際の荷物を減らす事が出来るとか、レコーディングでの音色の対応力の幅が増えたり等、利点がいっぱいある為、どうにも偏執的に何年にも渡ってこだわりを尽くして開発に成功しました。

20211109トップページ差し替え画像4.png

実際の取り付け画像はこんな感じになっています。ご自身で簡便に取り付けが可能なようにプレ配線をしてお届け予定です。

20211109リサイズトップページ差し替え画像5.png

また、廉価版としてブーストポットとバッテリースナップとステレオジャックを除いたリターンも現在キャンプファイヤーサイト側で準備中です。


そんな訳で、キャンプファイヤー経由でご支援を頂ければ大変助かります事と共に、SNS等でシャア頂けると大変助かります。

実は名刺代わりでのクラウドファウンディングの為、資金的に殆ど持ち出しです。色々厳しい状況下ではありますが、こんな感じで、漸く世の中に販売できるような状況を少しずつではありますが整えていっています。


今回、IRPPRODUCTSオリジナル設計のミッドブースター内蔵ストラトキャスターを、たまたま持ち込み修理で作業場にご来訪頂いた六嶋啓太さん(https://www.instagram.com/rockn_guitar/
に弾いて頂く機会がありました。かなり雑ですが、音色がわかるような動画を一本youtubeに上げてありますので、音色の確認は下記の方で行って頂ければ幸いです。



途中の喋りは邪魔ですが、ニュアンスだけは伝わるかなと。記録用映像の為、今後もっとわかりやすい動画を撮影しようと思っています。

#irpproducts
#guitarrepair
#diyeffects
#irpproducts
#handmadeeffects
#preamp
#midbooster
http://i-r-p.net
E-MAIL: info-form@i-r-p.net

I had the opportunity to have Mr.Keita Rokushima (https://www.instagram.com/rockn_guitar/) play the Stratocaster with a built-in mid booster designed by IRPPRODUCTS.

Speaking on the way is an obstacle, but I wonder if only the nuances can be conveyed. Since it is a video for recording, I am thinking of shooting a video that is easier to understand in the future.

IRP PRODUCTS.NET
Presided over "IRP Products", a research studio for musical instrument manufacturing and repair. For more information, visit the website and also engage in trade operations. (Probably a former long-established musical instrument maker who holds a customs clearance qualification and is quite rare in Japan). Basically, we will follow each other on Instagram etc.

#irpproducts
#guitarrepair
#diyeffects
#irpproducts
#handmadeeffects
#preamp
#midbooster
http://i-r-p.net
E-MAIL: info-form@i-r-p.net

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2015年02月21日

ブティックエフェクターって?

先日ツイッターのタイムラインで流れて来た記事を読んで、ブティックエフェクター/ペダル(この言語感覚もおかしいとは思う)界隈は、記事の言葉を借りれば「ブティックODペダルの世界 -ステマという名のデカくて湯気の立ったクソの山」って事が大変良く解る良記事でした。

Gear Otaku: コラム:クレイ・ジョーンズが語るジョン・ランドグラフとボブ・バートの真実、そして日本のブティックペダル市場の夜明け 前編
http://gear-otaku.blogspot.jp/2015/02/clay-jones-john-landgraff-bob-burt.html

記事の内容を掻い摘んで言うと、「日本製(設計)エフェクタの回路の部品を数個取り換え、違うケースに入れただけでオリジナルエフェクタとして販売していた。しかもそれを音が良いと言って有難がって買う人たちが沢山いた」と言った所。詳しくは実際の記事を参照いただきたい所です。

界隈一連の連中については、売る側がかなり分が悪い様で、回路開発のイニシャルコストを一式、言葉は悪いですが盗んでる訳ですから。

後、彼らの販売プロモーションの手法が所謂ステマを使った事と、高名な誰かがデモンストレイターを務め、世界的に評判になった体のペダルを貶す事が心情的になかなか出来ないギタリストの心理へ、巧みに催眠を掛けて高額で売りさばく商売で有ると言う事。

またランド●ラフに至っては、実装がとんでもないので(気になる方は画像検索してみて下さい)、不調をきたした2台ほど過去に完バラの上組み直し修理の依頼を受けた事がありました。それでもシリアルが若いと中古市場で15万位するらしいですから、なかなかのものです。彼らがパクる大元になったエフェクタは日本製で1万円前後なのにも関わらず。

技術はその内容と原価に応じて適正な価格でなければならない等と言う気はさらさら有りませんし、見習うべき点は営業マンとしては無くはないけれど、この流れには違和感を覚える事は確かです。

こういった流れを見るにつけ、私はこれらの筋から一定の距離を置き、技術屋として可能な限り自分のオリジナルな回路をクリエイトして、あくまでプレーヤーから求められる様な物を作って行きたいと考えております。

多くのプレーヤーさんはクリエイターとして血の滲むような努力でステージに立っているのに、それを支える技術屋が回路丸パクリなんてのは。。やっぱりちょっとどうかと。ただビジネスとしてはそう簡単ではない事も、一方では一端のビジネスマンで有る身の上の経験からも重々承知してますし、この登場人物すべてが様々なビジネス観と得意分野を持っている事は想像に容易いです。その分、拗れると問題解決の技法がどうであれ遺恨は残ると言った感じ。

ここまで長く書きましたが、本題は先日発売したIRPハンドメイドエフェクターは、ネットに落ちていた回路図とパターンをパクって組んだ物では有りません。と言う事。

これらはちゃんと自主設計でして、ネタばらしをしますとファズ以外の回路の中身は電気回路に詳しい方からしたら、なんて事は無い汎用8ピンIC非反転増幅回路にフィルターを上手く追加し、尚且つ電源の低インピーダンス化を一つのICで行った、、、電気回路の教科書を切り貼りして、楽器の入出力を可能にしただけの誠に品行方正なオリジナル回路です。それらを構成する受動素子の定数もちゃんと計算式に基づいて割り出してあります。

ファズについては、定義があいまいなので簡単な説明を。
汎用のトランジスタ2石を使い、2段の増幅回路を設計しました。使う電源にもよりますが、1段目でhfeギリギリまでの増幅量を持たせて非反転増幅回路とし、2段目ではフィルタリングと増幅を行うようにしました。但し、2段目は敢えて反転増幅回路を使い、終段からネガティブフィードバック回路を伝わって、1段目に音声信号を戻した際に、一段目とは反転した音声信号を戻す事で、所謂交流信号がフェイズして周波数特性が無茶苦茶になる事を利用したファズです。このネガティブフィードバック量の調整を実機では一つのノブに集約し、フィードバックコントロールと言う言葉で表現しました。ある種のトーンコントローラーともいえます。また内部には出力量をコントロール出来るVOをトリムで内蔵しており、全開にするとそれはそれは壮絶なファズになります。

これも元々はトランジスタの教科書記載の古典的な回路を参考に、如何に音を無茶苦茶にできるかを実験していて出来た物です。勿論参考にしたい楽曲が有ったのですが、レコーディングデータが無くどんな回路かも想像がつかない為、手探りで作りました。

上記の二パターンの製品において、共通する電気回路の教科書からの引用について、それすらもパクリと仰られる方がいたならば、恐らく私とは永遠に話はかみ合わないでしょう。

これら教本は結局の所、基礎技術解説のための資料です。それらはある種、学習/商用利用される前提の物で有り、それを用途により最適化するのが各々技術屋の仕事として我々が持っていなければならない基礎的教養の様な物と考えております。

なぜならトランジスタやICの動作原理も知らずにオリジナルと呼べる回路を作る事は常人では不可能と言えます。周囲の部品だけを理屈抜きでやみくもに交換してどうこうなんていうのはナンセンスですし、運が悪いと他に繋ぐ機器を破壊してしまいます。ですので、そう言ったフェイセルケアの面からも電気回路の教科書からの引用は、それが各用途に最適化されている場合においては回路開発の正道と考えます。又その教科書を著した著者の方へは最大限のリスペクトを常に抱いております。

話を戻し、件の記事に出てくる登場人物からは、一方の話だけで判断する訳ではないのですが、その原典の設計者へのリスペクトを(多少ヒロイック気味に語るクレイジョーンズ氏を除いて)感じられない所が違和感の核心ですね。。。

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後はエフェクタに限らず、自作文化が盛り上がる事は物凄く正しいと個人的には思っている所もあり、少なくとも我々の様なアナログ回路を弄る人間にとって、部品の入手性が高くなる事は誠に喜ばしい半面、ネット上に溢れたあらゆる既存の回路図や基板パターンを流用し、元の記事の言葉を借りれば第二、第三のガチョウが生まれる事も今後もまた必ず有るという危惧もあります。

これらのコピー品の歴史を紐解いていくと、私が知る限りでも該当する事案がかなり多く、古くは●社がM社の製品の回路を無断コピーの上、輸出で多大な利益を得、世界的企業になった例なども有り、この問題は根がかなり深いのです。コンプライアンスなどと言う言葉も生まれる遥か昔の話ではありますが。(それはそうと●社は最近、大リストラが有ったそうですが、今後は一体どこに向かっていくのでしょうね)

韓国/中国のコピー品問題を笑えない日本の楽器業界の過去の暗部ともいえます。

そも楽器本体からしてそうで、ストラトやレスポールのコピーなどなど枚挙にいとまが有りません。又、これらのコピー品訴訟関係の資料なんかは結構面白くて、ついつい収集して紙資料として暇な時に目を通すのですが、時系列が理解できると、その後の着地点なんかを見るにつけ、中々楽器業界はある種独特でダーティーな側面を持っている事に気づかされます。これらの事案の参加プレーヤーが全てミュージシャン気質と言うのも面白さに拍車を掛けているように思います。
ご興味のある方は一度ネット上の情報と裁判記録などを閲覧してみて下さい。

話を本道に戻しますと、世界は有る側面ではビジネス上の数字が全てです。その数字を達成する為に誰が何をするのか、したのか、買う側にもそれなりのリテラシーと確かな耳と判断力を持っていてほしいと切に願う次第です。「1万円or15万円」価値観は人それぞれですがお金は有限です。

ですのでもしIRPのエフェクタが沢山の方の指示を得、販売数が伸び、商品寿命が尽きるまでこの形で長くサバイブ出来ていけば、それはとても幸せな事だと思っています。色々な点でアイヴィー楽器様の方でもご理解が有る担当者様に恵まれ、販売に際し、適正な価格設定をして頂いているようですので、寧ろ健康的且つ理想的な関係で有ると感謝の念しか有りません。

こう言った記事が出る度に、IRPの奴も何かのパクリなんだろう?と勘繰られるのが嫌でここまでは走り書きしてみました。

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これは余談と言うか個人的な思い出話ですが、、

もう随分古い話で、ご本人が存命かどうかも解りませんけれど、一番最初に電気回路の手ほどきを受けた方が元々ヤマハの開発&リペアマン、今でいうA&R担当だったとの事で、30年ぐらい前には製品の開発をやっていらしたそうです。

この記事を読んで、彼曰く、「楽器業界の電気は殆どパクリや。それ以外何にもない。」等と身も蓋もない事を言っていたと共に、同じパクリでも教科書からの引用は所詮基礎技術にしかすぎず、そのままでは楽器用途に転用できません。それを楽器に最適化する過程で計算や波形を調整する事など、知的な作業を伴うので、唯一認めると言う旨の事もおっしゃってました。

その頃、彼の住居兼作業場で酒を飲みながらシミュレーテッドインダクタ回路(EQ)や、真空管とFETついて講義を受けたりして、、、

諸般の事情でそんなに長い付き合いでは有りませんでしたが、今思えば非常に密度の有る良い時間を今回の記事を書きながら懐かしんでしまいました。私は極めて不出来な弟子でしたがね。

多分、私の電気回路に対する考え方の基本はこの方から学んだのだと改めて思い出した次第。

彼がヤマハで開発した物がなんであったかは聞きそびれて、以降永遠の謎となってしまいましたが、きっと良い物を作っていたのではないかと今となっては思うのです。そんな市井には沢山の不世出の技術者がいた事を忘れ無い様に個人的なメモとして。
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