2006年10月09日

多チャンネルLOOPペダル製作

今回はいつもお世話になっている、埼玉県のギタリスト澤野様からのご依頼で製作した多チャンネルLOOPペダルのご紹介をしましょう。

澤野様多段LOOPペダル叩き台2.PNG
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)

 今回も色々スイッチの機能や位置等の細かい打ち合わせを行いながら、こんな風な感じの物を作ることになりました。ザックリした図を幾つか作ってそれを元に打ち合わせます。3LOOP+フルバイパスでパッシブと言う機能を持った多段LOOPペダルですね。
 
 因みにLOOPペダルって、製作に掛かる時間の殆どがレイアウトを決める作業と言っても過言では有りませんので、その辺の詰める所に関してはぎりぎりまで精査します。無茶なレイアウトで頼まれて安請合いしますと、非常に使い難い代物が稀に出来上がったりしますんで(笑)
 
 で、その後材料を仕入れ、きっちり寸法出し後に製作に入るだけです。

澤野様多段LOOPペダル穴あけ.jpg
 今回もタカチ社のアルミダイキャストケースを使いますが、このケースは外形がハモンド社の同質の物と比べ、ちょっと癖が有りまして、ケースの側面が底面+上面に対して直角では無く、コンビーフの缶の様に少しテーパーが付いてます。
 その為、パーツ穴の位置決めがちょっとやり難かったりするのですが、個人的にタカチ社の物の方がエッジに 丸みが付いていて好きなので、私は良く使っています。

 ってな所でサクッと穴開けを行い組み込みます。

澤野様多段LOOPボックス完成1.jpg
出来ました。
 
 このお客様の澤野様は以前パッシブVOペダルver2のご依頼を頂いた事が有りますので、前回のご希望や配色を踏襲した様なラベルを製作してみました。
(そのうちラベルの製作の方法も記事にしましょうか)
 
 使う配線材やジャックも一般的に良いとされているスイッチクラフト等の物を使って製作しました。

澤野様多段LOOPペダル完成2.jpg
完成してフルにケーブルを繋ぎ込んだらこんな感じでしょうかね。


 ご依頼頂いて、完成したのは8月くらいでしたか・・・もうすでに何本かのライブで使って頂いている様で、「音質の変化も殆ど無しで、踏み分けも非常にやり易い!」と言う評価を頂いて、澤野様のHPの日記(日々の糸巻き2006年09月15日)の方でもご紹介頂きました。

澤野様 御依頼頂きまして有難う御座いました!
今後とも宜しくお願い致します!

それでは本日はここまで!

ご依頼頂いた澤野様のHPはこちら
澤野隼土 Guitar Sawy Room
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2006年10月08日

エフェクターの修理を幾つか纏めて

 最近は随分涼しくなってきて、かなり過ごし易い日々が続いていますので、かなり集中して作業出来ています。そのおかげで何とか夏の遅れも解消されつつある今日この頃ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか。

 体調のアレやコレやで、暫く木工が出来なくなった分、営業も兼ねて外回りと打ち合わせへ頻繁に行っているのですが、この間某アーティストのバックバンドメンバーのベーシストさんに久しぶりにお会いしたので呑みに行く事になり、居酒屋に向かう途中、これまた偶然、昔すごいお世話になった某舞台監督さんとも出くわしまして、3人で色々呑みながら話し込んでたんですが、皆、立場は違えど色々今の音楽関連の仕事には何かと腹に一物を抱えてたりするみたいですね・・・・なんとも抜けの悪い酒になってしまった様な感じですが・・・・

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さて、表題の作業内容に入っていきましょうか。

私、実は楽器以外にもエフェクターも結構な数を治していたりします。

 そう言うスタンスの為か、あるブランドの代理店様から「(あるブランドのエフェクターの)修理が発生した場合のリペアを引き受けて下さいませんか?」と言った様な有り難いお話を頂いたりして、非常に嬉しく思って居たりします。

 と言った様な所で、今まであんまり載せていなかった修理例の一部をご紹介する事にしましょう。(今回は詳しい作業内容は無いですが)

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2006年08月15日

EMG-SAの取り付け

さてさて、今回は表題の通りEMG-SAの取りつけ作業を記事にします。

事の発端は、こちらをよく覗いて下さる six_life_nine_death様から(以前当方で記事にしましたRoland G-707のメンテナンスシリーズのオーナー様です)「EMG-SAを中古で手に入れたんですが、取り付け中配線が判らなくなった上にノイズ塗れになってしまったので助けてください〜」と言った内容のSOSメールを頂いた事に始まりで、当方で取り付けると言う話になり、ご依頼頂きました。

S様BT到着時.JPG
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
これ、フェルナンデス社BUCK-TICKモデルですね。ご覧の通り電装系は空っぽですが、非常に綺麗な状態での入庫でした。

とりあえず今回はPU取り付けと配線だけですから、サクサク作業します。

S様BT元配線.jpg
これが一応同梱頂いた元配線ですね。six_life_nine_death様も相当てこずったらしく、大変な状態でした。が、ポット以外は再利用が効きそうですので費用も安く押さえる事が出来ますねー。
(正直な話、楽器屋さんで売ってる色付ミニトグルスイッチって不当に高い気がします。。商売上有る程度仕方ないと言うのは解ってるんですが)
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2006年08月07日

フロイドローズ用のアップリセス

夏が暑いのは当然なんですが、今年はなんだかまだ過ごしやすい気がするのはなぜでしょうか。

 さて、今回は古くからの知人にフロイドローズのアームアップ用リセスを掘ってくれと頼まれまして、その作業+関連作業を記事にする事にします。
  
 80年代初頭、ヴァンヘイレンがフロイドローズを使い初めて華麗なアーミングを決めた事ががきっかけで世界的に広まりましたが、その登場初期はボディートップにユニットをベタ付けしてしまい、アームアップをさせないか、シンクロ同様にユニットの後段が持ち上がる形でアームアップに対応するのが常道で、ユニットの厚さが増す分や、さらに弦高調整の為に弦がボディートップからずいぶん離れるセッティングが主流だったそうです。
又、ネックの角度や仕込みの深さの変更も必要だったり、とにかく搭載には手間の掛かるユニットでした。
当然ヴァンヘイレンののギターもそう言うセッティングになっていましたが。

 所が、こういったセッティングのギターを弾いてみると解るのですが、弦がボディーから離れ過ぎていて、ピックがかなり引っ掛かり易く、特に1弦のアップピッキングでピックがボディー側に入り込みすぎて、弦が切れてしまうといったトラブルもよく有ったそうです。

 そんな中、色んな技術者やプレーヤーが意見を出しあって生まれたのが、現在の様なボディーがユニットの形に掘り込まれて、ユニットがボディーに潜るような方式工法だったりします。
 これが近年(と言っても、もう10ん年以上経ってますが)では完全にスタンダード化しました。この工法を取る事で、アームダウン/アップの音程差もそれなりに確保した上、ネックを深く仕込め、ボディートップでの弦高が下がり、良い事づくめな感じがしますね。音に関してはちょっと中域が抜けてすっきりしてしまう気がしますけれど・・・・・

 そう言えば、スティーヴヴァイはザッパバンドの頃に、自分でブリッジ下を削って同様の事をやってましたね。完全にユニットが潜る形ではなかったと思いますが。

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2006年08月02日

フェルナンデスストラトのオーバーホール

今回はもうずいぶん前に行った作業の記事を軽くアップしましょう。

 ある筋では非常に有名な作曲家さんのギターをお預かりして修理を行いました。
 
 と言うのも、このギター、その作曲家さんのお亡くなりになった従兄弟の遺品だそうでして、一度あるリペアマンに修理に出されたそうなんですが、とんでもない仕上がりになってしまったとの事で、知人経由で私の方へにお仕事のご依頼を頂くことになりました。

I様フェルスト到着時全景
(サムネイルをクリックして下さい画像が拡大します)
中々面構えの良いギターですね〜

I様フェルストヘッド
ヘッドは70年代頃のコピーですね。
雰囲気的にはリッチーブラックモアが持っていた物をコピーしようとした感じでしょうか。
弾いてみると、結構キャラキャラとしたストラト然とした良い音がするんですよ。これ。
国産オールドストラト侮りがたし!って所でしょうか。

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2006年07月17日

楽器を作ると言うこと

さてまた記事の投稿の期間が開いてしまっていますが。

最近、「作ったギターは売ってないんですか?」と言うメールを幾つか頂きまして、個別対応させていただいておりました。
そのことに関してちょっと今回は書いてみようかなと思っています。

さて、「作ったギター」に関してですが、現状完全ハンドメイドの楽器は個人的な分も含めてお売り出来る物は有りません。というのも、時間の関係で年間1〜2本程度しか作れない状況な物ですから・・・・さらに有り難い事に、作っても作っても製作中に買い手が決まってしまって、BLOGでは発表していない感じですかね。(製作中にも関らず信頼して買って頂いた友人や、ミュージシャンの方々に感謝!)

メーカーに勤務し始める前位からの経験を利用して作り初めまして、ぼちぼちと個人的に作って大した数にはなってません。(メーカーでは冗談抜きで物凄い数の物に関わりましたが)
大型機械を使い、作業場を作って、製作専業にすればもっと数を増やせるでしょうけど、それはそれで又ちょっとやりたい事(仕事)から焦点がずれて行ってしまうので、現状中々手が付かないといったほうが良いでしょうか。

さて楽器を作ると言う事になると、作業工程が非常に多岐に渡るのですが、オールハンドメイドとは文字通り「全てを手作り」と言う意味です。
私は全てを手作りするにはまだ知識も技術も自分で満足出来ていません。
コンポーネントパーツを買って来て、組み立ててばんざーいって言うのは器用な人だったら有る程度誰でも出来ると思っています。

最低限の手作りが無理な物(ペグ・電気パーツなど)に関しては購入しますが、他のものに関してはPU(PUに関して素材は買って来るしかないんですが、せめてワイヤリングは・・と)に至るまで、手作りでやってしまわないと気が済まないんですね。

「音楽ツールとして楽器の精度を高める事」

これこそが、私のやりたい事なのです。ある種、自己満足と取られる方も居られるかもしれませんが。。。。。

そこで前記のやりたい事の焦点に話が戻りますが、
楽器を(PUやアコギなど)全てハンドメイドで!と考えると、相当耳を鍛える必要が有るんです。
レコーディングエンジニアの方とか、おっそろしく耳が良い人と仕事すると、自分の耳と感覚にまだまだ納得できないと感じることが多くあります。

そこで、手作りと言っても、耳を鍛えずに作った「判断基準が甘い物」は宜しくない・作りたくないと思う訳です。

そういった・・音楽的な耳を鍛えるのには、よく音を聞き、修理の仕事をたくさんこなし、ミュージシャンの意見に耳を傾け音楽体験(この書き方合ってる?)を増やすのが今の段階では良いんじゃなかろうか?と言う考えなんですね。

そんな訳で、現状、製作はスローペースで行っていますが、対外的にはしていません的なお答えになってしまいます。こう言うやり方だと全く儲からないんで辛いんですが。

まあでも基本、自分の事に関しては、拘りとか信念とか哲学とかそう言うものがまだ固まってないですから、1年後には上記の全てを覆すような、ぜんぜん違う事言ってるかもしれませんけれども。
posted by IRP Products at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

パッチベイシステム製作

今回は神奈川県H様からのご依頼で製作したハーフラックサイズのパッチベイを紹介しましょうか。

さて、ラックを組まない方・DTMをやらない方・アンプ直なプレーヤーの方にとっては「パッチベイ」は馴染みが薄い機材の一つでしょう。
今回はその辺りの話も含めてのお話をしましょうか。

まずパッチベイって何ぞや?って言うお話なんですが、ケーブルの延長用タップみたいなもんです。平たく言いますとただの中継用の機材で、インとアウトのジャックが箱の両端で繋がっているだけの物です。
H様パッチベイ説明1
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
単純に図にするとこんな感じでしょうか。

ラック機材の多くは背面に入出力端子が付いているのですが、これは実際問題としてラッキング後の配線変更を行いたい場合、背面作業が非常にめんどくさい事になります。
そう言ったラッキング後の配線作業の利便性を上げる為に、ラックの前面に入出力を持って来る様にケーブルを中継するのが、今回製作するパッチベイな訳です。

H様パッチベイ説明2
図にしたら、都合こんな感じでしょうか。

そんな訳で単純な物では有るのですが、各々のシステムに合った物となると、市販のモノでは入力数が多すぎる・または足りなさ過ぎる・何種類か同梱したい・たかがパッチベイだから大き過ぎるのも・・・等の問題点も出てきたりします。

そんな感じで御依頼主様も色々精査された様でして、今回は自分の使用用途に合わせたパッチベイを作った方が良いと言う判断から、ご依頼頂きました。

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2006年06月24日

suhrのPU交換と電装系修正

今回は埼玉県HNじょん様から、アメリカ高級コンポーネントギターメーカー「suhr」のフロントPUの交換依頼を頂きましてその作業を行わせて頂いた記事を書きましょうか。

まずはいつものように、到着時の画像からですね。
じょん様suhr到着時3
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
ヘッドはシェクターそのまんまの形状で、バースアイが嫌味の無い程度に入っていて良い感じの見た目ですね〜

じょん様suhe到着時
全景を見るにつけこれ凄い豪華・華美なルックスのギターです。
メイプルトップ・バスウッドバックな仕様ですね。近年有名コンポーネントギターがよく採用する組み合わせですね。

じょん様suhr到着時2
ファンシーウッドファンにはたまらないメイプルトップですね!

今回は、お客様の意見として、「このシングルコイル自体は物凄く好きな音だけど、今やってる楽曲群がハイゲイン系で、ヴィンテージ系の出力のシングルコイルではどうしても粘りが足りない+ハウリングを起こすので交換したい!」との御希望でした。

お預かりした訳ですが、とりあえず私も弾いてみます。
非常に綺麗な爽やかな音のギターですね〜キレが良いと言うか立ち上がりが早いというか。ただハイゲインを狙った場合には、PU交換を御希望される気持ちもわかるなあと言うのが私の第一印象でしょうか。

これぞ良質なシングルコイル!って音なのですが、ちょいハイゲインにしてロングトーンを弾くとサスティンが足りない、ハム的な押し出しがもうちょい欲しい感じです・・・このPU、3Sのストラトに付けてカッティング中心のスタイルだと物凄くハマるんじゃないかな?と。

後、これはバズフェイトンチューニングシステムが入ってるのも特徴ですね。
近年こういったチューニングに革命を起こすような機構がたくさん出てきていますが、それら全てちゃんと日常からメンテナンスして始めて成り立つと言う物だったりします(それはどんなギターでも同じですが)

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2006年06月22日

フェンダー・J・ジャガーのPU・ブリッジ交換完成編

フェンダー・J・ジャガーのPU・ブリッジ交換その2の続きを行って見ましょうか〜

前回はペグの取り付けや配線の引き直しまでやってますんで、残りの作業項目自体は後僅かですね。今回は完成編になります。

さて、早速内容に入りましょうか。
今回お預かりしたジャガーはネックポケットの寸法設定が少しまずく、さらにネック仕込み角度調整の為のシムが挟まっていたりしたのですが、今回ブリッジをチューン・O・マティックへ交換しましたし、仕込み角度の追い込みも兼ねてネックポケットを切削して調整する事にしました。(余談ですが、最近ちょっと物理の勉強をやり直してまして、色々考える所は有るんですよね・・・)

という訳で
F様ジャガーネックポケット作業前
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
作業前の写真なんですが、まあ良く有る感じですね。(ボケボケの写真ですが)フェンダージャパンはUSAの通常モデルに比べたら綺麗なもんですね(笑)

で、色んな方法を使い、角度を精密に割り出し測りながら、トリマーで削り出して、手作業で整えた写真が、
F様ジャガーネックポケット作業後
こんな感じですね。角度に関しては全くわからない写真ですが(笑)
といったような所で、角度を付けてネックヒール側も綺麗に整えて、ピタっと密着する様にしてからネックをジョイントします。

このネックポケットの密着度と音の相互関係に関しては、昔から多くの諸説が有るのですが、多くの楽器の素材は、同じ物が2つと無い天然材ですので、中々相互関係について立証が出来ないのですが(音の理屈としての立証が難しい)、私は「これはこう言う事なんだろうなー」と言う経験から来た確信を持ちながら作業しています。
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2006年06月21日

フェンダー・J・ジャガーのPU・ブリッジ交換その2

フェンダー・J・ジャガーのPU・ブリッジ交換その1の続きの記事を行きましょうか。

さて前回までで、PUキャビティーの拡張とブリッジの取り付けが終わりましたので、次は組み込みですね。
組み込みに関しては、なんだかんだで感覚勝負みたいな所がありますので、ホントに詳細に書くか、もしくは書かないかのどちらかになってしまうのですが・・・本当に記事の内容に関しては毎回苦慮しています(苦笑)

まずは回路から行きましょうか。
F様ジャガー回路作業前
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
作業前の回路はこんな風になってます。フェンダージャパンの物にありがちな感じですね〜まあ深くは追求しません。

F様ジャガー回路作業後
写真がボケボケな上、他のパネルの施工後の写真をなくしました・・・が、上記の配線の様に出来るだけ綺麗に配線する事を心がけます。
今回はオーナーのF様に持ち込んで頂いたWEのヴィンテージ配線材を使用しています。この手の配線材(単線)は微妙な力の掛け具合で折れてしまいやすいので結構気を使います・・・・・パネルを閉めた時にどういう風に線材が中でたわむかよく考えないと、パネルを閉めたと同時に線材が折れたりします。かといって長すぎるのも問題ですしねえ・・・などと考えながら作業してますが。

F様ジャガーPU仮置き
とりあえずボディー側の配線材を仮に引いてPUをキャビティーの中に入れてみました(笑)おお!かっこいいじゃないですか!
因みにフロントがディマジオのPAFPROでリアがスーパーディストーションです。

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posted by IRP Products at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする