前回の続きです。
今回はフェンダージャズベースから取り上げて行きましょうか。
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ジャズベースの登場時は2軸2連ポットを用いた2VO・2TONE回路でしたが
あまりに使い難かったのでしょうか・・
単独ポット3個による2VO・1マスタートーンへ変更され、
セレクター要らずのF-PU/R-PUの簡易ミキサー回路になります。
これも例によって定数が時期によって少しずつ違うようですが
大筋として
ポット:250KΩAカーブ×3
コンデンサ:0.022μF
この定数の物が最も多いようです。
後、この回路についての追記ですが
図中、ポットの背中をアース線で繋ぐ表記が有ります。
実はフェンダーの場合はこれが有りません。
コントロールプレートがアース線を兼用しているからですね。
しかし、このアース兼用をやってしまうと、ジャックやポットのナットが緩んで
アースが浮いてしまった時に、ノイズや最悪音が出ないなんて、やんちゃな事件が起きます。
(得てして、こう言うやんちゃな事件は突然やってきます)
そんな訳でフェンダージャズベースをお使いの方でライブをよくやる方なんかは
図と同じ様にアース線を追加しておいた方が良いでしょう。
さて次はプレシジョンベースに行きましょうか。
実体配線図はこうなってます。
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これも何のことは無いトーン回路ですね。
マスターヴォリューム+マスタートーンですし。
私の不勉強で時期による定数のばらつきの事についてはよく把握していません。
これまた大筋ですが、
ポット:250kAカーブ×2
コンデンサ:0.05μF
定数は概ねこうなってるかと思われます。
この辺も好みで色々弄ってみれば楽しいかと思います。
この回路は意外と応用が効きますので、(どれも応用効きますけどね)
これから配線に挑戦してみようという方は、この辺りから始めてみると良いでしょう。
この前段や後段にPUセレクタースイッチを付けたり、ポット端子の配線順を変えると
テレキャスターの回路やレスポールの片側の回路になったりします。
そんな訳で本日はここまで!
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