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2018年02月13日

Warwick社製5弦ベースのメンテナンス

 昨年12月頃、ちょっとした同窓会的な集まりが有って、そこでお預かりした楽器なのですが、、富山県に住む古い友人からの依頼で、Warwick社製の5弦ベースをメンテナンスする事になりました。
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 これは、また素材が非常に宜しく、無垢のフレイムメイプル2ピースでウエンジネック&指板と言う、とにかく楽器本体を硬くし、木部では弦振動を減衰させないという強い意志や。またMECピックアップのJJ配列等、とにかく素直に弦振動をピックアップに拾わせると言う、哲学の様なものを感じてしまう楽器ですね。スラップ系というよりは、重低音で隙間を埋めていくプレイに向いた音でした。もちろんスラップでも問題なく使えますけどね。

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とは言え、楽器は楽器、使えば傷む事も当たり前ですから、今回は弦振動系に関わる部分のメンテナンスとチェックを行います。
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2018年02月12日

Crews Maniac Sound社製アコースティックプリアンプの修理

 今年は何十年振りかの寒波だそうで、寒い思いをしている昨今ですが、皆様、体調に関してはくれぐれもご自愛くださいませ。

 年明けから既にいくつかの作業依頼を受けておりまして、その中でもこれはちょっと面白かったと言う物をご紹介したいと思います。修理品目としてはエフェクターになるのですが、機能等を勘案するとrecスタジオにある様なラックマウントプリアンプみたいな転がしのエフェクターの不具合について修理します。

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 確かこのシリーズの原型になるプリアンプは90年代の終わりか00年代の初めに似は既に有った様な気がするのですが、最初は歪系エフェクターだったでしょうか。その後、このケースを流用した多品種展開になって、バッファだとかアコースティックギター用プリアンプだとか、そう言う展開をしていたように思います。今も後継機種っぽい物はある様ですが、http://www.crewsguitars.co.jp/cmx-3/今回修理する様なプリアンプに関しては、生産終了っぽいですね。部品が生産中になった為とか何とか。

 さて今回はどんな不良かと言いますと、電源が入らないとの事。事前にヒアリングしていると、一瞬電源が入ったり切れたりするとかって話だったので、「んーたぶん、電源のicかその周りのコンデンサ、配線がちぎれかけてるとか」そんなところだろうと読んで、今回の修理をお受けする事にしました。
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