今月の記事のサボりっぷりは物凄いですね(苦笑)
申し訳ありません。
さて今回は埼玉県S様からの御依頼でRoland G-707のフレット擦り合わせ+メンテナンスを
行ないましたので、その記事を書いて行きたいと思っています。
さて、このRoland/G-707と言うギターを御存知の方はいらっしゃいますでしょうか?
多分形を見たら
あああ〜あれかあって言う方も多いかと思います。
(少し前に幾つかの某有名バンドの方々が使っていた事も有りますね〜)
で、どんな楽器かといいますと・・・

(サムネイルをクリックしてみて下さい。画像が拡大します)
こんな形態をしてまして、物凄く個性的なシェイプなモデルですね〜。
ネックの余分な振動を止めると言う目的でスタビライザーが取り付けられています。
基本的なボディーネックは木製ですが、ネック〜ボディー間のスタビライザーは
カーボングラファイト製となっているようです。
(シンセ回路以外の木部はフジゲンで製作されたそうですよ)
因みに、外部専用シンセモジュールと合わせると世界最初期のギターシンセとして
開発された楽器としても有名ですね〜。(普通のギターとしても使えます)
他にこの楽器をお持ちの方に聞いた所、トラッキングが異常に遅いらしく、
シンセとして使うには厳しいそうですね。逆にそれが面白い効果を生むのかも知れませんが。
そん訳で分解する前に普通のエレキとして色々弾いてみたんですが、
形とは裏腹に普通のエレキギターとしてはかなり真っ当な音が出ます。
フロントなんかは普通にいい音で、カッティングからリードまで幅広く行けそうです。
所がコレはこのシェイプの所為で座っては弾けません・・・・変形ギターの宿命ですね・・
さて、今回はその心臓部である電装系は既に破損していて使えないそうでして、
パッシブの「エレキギター」としての機能回復と調整を中心に行いますので、
メインはフレット擦り合わせ+ナット交換+分解清掃+調整作業になっていきます。
続きを読む
posted by IRP Products at 18:44|
Comment(4)
|
TrackBack(0)
|
楽器リペア関連
|

|