所であるアコギ系ギタリストさんと楽器の写真のやり取りをしながら
雑談+打ち合わせをしていた時の事です。
その人が過去にあるリペアマン?にマーティンD系のコピー物のアコースティックギターの
ナット交換を依頼したそうなんですが、その仕上がり画像を見て愕然としました・・・・
なんと弦がナットに物凄い勢い埋まってる+マーティン系のナット構造なのに
通常のフォークギターのナットを取り付けた上、ネック際に瞬間接着剤がはみ出してる・・
とりあえずこの画像を見て下さい。
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
マーティン系とよくあるフォークギターのナット構造の違いを図解にしてみました。
(今回はなぜここの構造が違うのか?など、時代背景や詳しい事は割愛します)
溝の深さはオーナー様がご自分で削って弦が露出するようにしたそうです。
ナット脇のなにやらよろしくない感じ、判ります?
要するにこれを交換した人のナット材の選択自体も間違ってますよね・・・・
それでこの交換作業をした人の事をちょっと色々聞いたのですが、
いくらなんでもコレはいかんわ。怒る気にもなれません・・・・
あまり他の人(作業者)の事はどうこう言いたくはないですし、
言及しようとも思ってなかったのですが(余計な角が立ちますしね)、
それでもこれはちょっとあまりに酷いなあ・・と思い取り上げてみました。
そのうち私の所で修正する事になるでしょう。
さて、ここを読んでいらっしゃる方の中でクラフト系専門学校に通って居る方が
結構いらっしゃるようですが、(数通メールを頂いた事で判った事なのですが)
PUだとか材料だとかを語る前に、こう言う所をちゃんと出来る様になって無いと
誰もあなたたちの言う事を真面目には取り合ってくれませんよ。
卒業したからって言って、リペアマンなんて名乗っちゃいけません。
(ちょっときつい書き方+示唆を含める形になってしまいましたが・・・)
なんか書いてて気持ちが良い記事では無くなって来たので本日はここまで!
(某氏へ。写真勝手に使ってすいません。なんか有ったら言って下さい)