IRP PRODUCTS 楽器の製作/修理ならお任せ下さい

2017年02月05日

輸入の代行について

 ここ何年かですが、、貿易と楽器と言う部分の隣接分野がシンクロする場面が多く、個人輸入の代行をする事が多くなってきました。貿易と言ってはなんですが、例えば、特殊工具ですとか、アメリカの個人ビルダーのピックアップですとか、そう言う物を海外から取り寄せて欲しいと言った依頼です。

 早い話、依頼主さんから「英語とかよく解らないんで代わりに通販してくれませんか?」と言う感じ。

 私は普段、結構大きな物を輸出入する事に慣れておりまして、商取引関係の貿易書類等を取り扱う業務も行っております。その為、出来る事は大抵の事は協力させて頂きますので、海外通販等、ハードルが高い/面倒臭いなあとお考えの方は一度ご相談頂ければと思います。

 但し、欲しい商材の販売元が、日本に送る事に消極的で有ったり、注文はどこかの指定の商社を通せと言った取引条件の場合は、ご協力が難しい事も有ります。そういった場合はご容赦頂ければと思います。

まずはメールにてご相談下さい。

メールはこちらから
http://i-r-p.net/contacts/

IRP PRODUCTS代表:新谷かつえ

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2017年01月01日

2017年 年始のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
昨年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。

皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

今年も、皆様によりご満足頂けるサービスを提供できますよう邁進する所存でございますので、何とぞ変わらぬご愛顧を賜わりますようお願い申し上げます。

今一度、皆様方に更なる御支援、御鞭撻をお願いいたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

IRP PRODUCTS代表:新谷かつえ 技術担当:新谷まさき

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2016年12月31日

2016年、年末のご挨拶

皆様、いつも大変お世話になっております。

早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりました。
皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
本年は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
今年も沢山のご縁を頂き、より一層多岐に渡る方面よりご愛顧いただけました事、本当に、感謝の念に堪えません。ありがとうございます。

来年も、更に良いご縁を頂けますよう誠心誠意努力する所存ですので、
より一層のご支援を賜りますよう、IRP PRODUCTS.NET一同心よりお願い申し上げます。

時節柄、ご多忙のことと存じます。
くれぐれもお身体にはご自愛くださいませ。
来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせて頂きます。

良い年をお迎え下さいませ。

IRP PRODUCTS代表:新谷かつえ 技術担当:新谷まさき

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2016年04月30日

生存報告2016年上半期

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普段の私は、貿易関係業務に置いて腹芸一発で大体の事を乗り切る、大嘘の世界で暮らしているのですが、楽器関連事業に関してだけは嘘がつけない性質で、良く言えば器用貧乏/採算度外視等と言われたりしたり、こう言う仕事の場合、書ける事書けない事なんてのも結構ある物で、ここ何年か、地下に潜って公にしてこなかった案件の幾つかを公開しようかなと思います。

と言うのも、契約だとかそんな面倒臭い仕事は実の所、全案件」の4割程度で、それ以外は大抵フリーに記事を書いて良いにもかかわらず、私自身が忙しい事も有ったり、して記事をアップしてこなかっただけなのです。生存確認のメールを下さる方が稀に居らっしゃるのですが、生きてますし、リペア事業も順風満帆とは言えませんが、それなりにこなしている次第。

では一体何をやっていたかと言うと、日中の殆どの時間を貿易事業に費やしており、それが事の他、面白かった為どんどんのめり込んでいき、楽器の方に割く時間配分が減っていたと言うのは事実です。

そんな仕事の幾つかをご紹介。
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@某社のPVの撮影等の手配。
プロデューサーには何パターンか居ると思うのですが、この時の私の仕事はとにかく人をマッチングしてビデオを撮ると言う仕事に徹していました。まあ実際そこまでが勝負なので、収録の日はスタジオで立ってればいいだけなんですけどね。

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A人生初の自分喋りの宣材コメント録り等を。その後、この音源は幾つかのバージョンを自作し、色んな所で使っていたりします。イメージはスーパーの魚屋の呼び込みテープみたいな物。
これはこれで面白かったなあ。

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B某ギタリスト様からのご依頼で某社ヴィンテージラックマウントエフェクターの制御モジュール製作。
これは物凄く勉強させられたと言いますか、ヴィンテージ機器を今のシステムに混入使用させる為のマッチングインターフェースの作成でした。これを行う事によってデヴィッドギルモア的なS.O.S(サウンドオンサウンド)を構築出来るので、技術的に非常に勉強になりました。やっぱり楽器店様が売れる商品を作ってくれと依頼してくる仕事も大事ですが、こう言う個人の為だけに存在するワンオフ機材を作る事が出来たのは、ある種の自信に繋がりました。

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C何年かぶりにギターテックで現場復帰した事。
やっぱり現場でミュージシャンと話しながら、音を作るのは楽しいと再確認。しかしまあリハとバラしはやっぱり何回やってもきつい。これも今後は機会が有れば展開として非常に面白いので、どんどん再開していきたいと思う所存。

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D友人のプロデューサー/ディレクターからマッキーのラックマウントミキサーを譲り受ける。
これによって、信号の並列処理実験がやりやすくなったので、前まで使っていた自作ミキサーは取り敢えず引退へ。そもそもミキサーって最近は高くないから、自作する程の事は無いんだけど、マッキーは流石に期待通り/ブランドイメージ通りの音質。そしてリアンプモジュールも完全に受動素子のみのアナログで組んである為電源要らずのエコな子。そして高音質保証。なぜなら設計元が価格の超お高いリアンプユニットのコピーだからですが。自分的に改良したい点は幾つかありますので改良をすれば、完成。こう言う自分用の自作物はいつまでたっても完成と言うか終わりが見えないですね。

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Eとまあマッキーのミキサーを導入してから家でリアンプや軽いデータ取りのデモを録る事が多くなったためコンデンサマイクを購入。所がコレはアマゾン辺りで売られている大安物で、改造したら超高額マイクと渡り合える等言うかなり飛ばし気味の記事をネットで見た為試しに購入。ノーマルとその記事通りの改造後だと確かに雲泥の差では有るけれど、後は好みの世界。以上。

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F相変わらず楽器内蔵用プリアンプの引き合いを沢山頂戴してまして、写真の物はちょっとした増幅機能を持たせた、高音質バッファーになります。この後も少し注文が続いた為、増産したのですが、増産した途端、発注が止まり在庫化すると言う、まあいつものスパイラルですね。でも音質は色んなミュージシャンからのお墨付き。

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Gとうとう、オリジナルPUの開発に乗り出しました。
長年ここがこうだったらいいのにな〜と言う部分について改良を加えました。未だプロトタイプ第一弾ですので、これからもっと改良を進めて良い物に仕上げたいと思っています。因みにヴィンテージPAFクローンから、IRP発案の完全カスタムハムバッカーの2機種です。

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H2004年あたりから、これまでご愛顧頂いていた楽器内蔵型ミッドブースターですが、諸般の事情でもう2スタイルのミッドブースター回路を追加する事にしました。旧タイプは今の在庫が掃ければしばらく完全受注生産型に切り替わります。長い間私の生活を支えてくれた回路でしたので、在庫をゼロにするのは、誠に名残惜しいのですが、、何せ新型の方がずっと音が良いんだもの。それはしょうがないですよね。これは幾つかのミュージシャン様とのディスカッション/使用実験で実証済みです。因みに増やすスタイルの回路でもう一つ。これは楽器内蔵用オペアンプワウです。80’S当たりのギタリストが好んで使っていたあのトーンが手元でコントロールしやすくなるので良いのではないかと思い、開発しました。ご興味が有れば是非お声掛けください。

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Iヴァイオリンを譲り受けたのですが、その方所有の別のヴァイオリンを修理してほしい等と言う、私にとって珍しい話が舞い込んできました。昔から思っている事ですが、ヴァイオリンの製作家/修理家とギターの製作家/修理家とは、世間的にも扱い的にも大きな隔たりが有ると思うのですが、こういう職性の垣根を越えて依頼を下さる方は物の本質を見据える力を持ったお客様なんでしょうね。

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Jそんな訳で相変わらず、大阪港区や難波、新地、本町界隈で大酒を飲んでます。酒は癒し。

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と言った所での生存報告ですが、如何だったでしょうか、これらは特段この上半期だけの話では有りませんので、何年か前の話も交じって、ほんのごく一部に過ぎません。こんな暮らしをしてますが、もし楽器の修理等ご用命頂ければ幸いです。
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2016年01月01日

2016年 新年あけましておめでとうございます

2016年1月1日
明けましておめでとうございます。

大晦日近辺は例年よりのんびりした物で、自分用ギターのメンテナンスなどをしながら新年を迎えております。
例年通り一般のお客様向けの受付は1/4よりとさせて頂きます。
ひとつ2016年も何卒ご愛顧の程、宜しくお願い致します。

昨年一年、本当に周囲の環境の変化の年でありまして、楽器修理やエフェクターの店頭販売、楽器店様のバックヤード業務等、様々な事にチャレンジさせて頂く事が出来ました。又相変わらず貿易系業務に関わっているのですが、今まで手掛ける事が考えられなかったような巨大且つ巨額の案件や、動く数字大きさたるや、想像を絶する世界に足を踏み入れたのも今年の事でした。ここに至るまでに様々な御助力頂いた方や、お客様には御礼以外の言葉が見当たりません。本当に有難うございました。


本年も旧年同様、お引き立ての程宜しくお願い申し上げます。

IRP PRODUCTS代表:新谷かつえ 技術担当:新谷まさき

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2015年12月26日

2015年もご愛顧ありがとうございました。

こんにちはIRP PRODUCTS代表です。

IRP PRODUCTSにおける2015年中の受注業務も12月28日(月)までとなりました。
今年もご愛顧下さったお客様には感謝の言葉しかございません。
沢山のご用命、本当にありがとうございました!

来年の受注開始日は2016年1月4日より開始いたします。

そして来年もどうぞ宜しくお願いします。

IRP PRODUCTS代表:新谷かつえ
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2015年01月02日

2014年のご愛顧のお礼と2015年のご挨拶

遅ればせながら明けましておめでとうございます。既に幾つかの作業を開始しております。一般のお客様向けの受付は1/4よりとさせて頂きます。本年は昨年以上の受注が出来る様環境を整える所存。2015年も何卒宜しくお願い致します。

どうやったって終わらない仕事を抱えていても2014年は既に終わりで、
それでいてもやはり仕事を納めなければならなかったのですが。

これは私事では有りますが、ご報告を兼ねて。

昨年年末に世話になっていた貿易系の仕事から一時離れる事となりました。
ここに至るまでに様々なご助言、励まし等、有難いお言葉等を頂きまして誠に有難うございました。

これらに端を発した話等はさて置いて、早速既に次に向けて動き出しておりまして、既に幾つかのお引き合いを頂いており、大変恐縮している次第です。
私程度の人間でお役にたてるのであれば、ぜひご協力させていただきたい所存、新年より宜しくお願い致します。

今年を良い年にするには、妥協をせず、甘言に惑わされず、嫌な物は嫌と言う主義へ進路を変え、自分の主導を自分に取り戻す為に地盤作りや、色んな物のあり方についてもう一度取り組み直す年にしようと思っております。

さて楽器についてですが、、昨年の記事でリノベーションの話と言う話を書いたのですが、ヴィンテージは元より、工場のライン生産された物で、なんだか愛情をかけきれないな、、なんていう楽器も安易に買い換えるより、徹底したメンテをしてやれば、生まれ変わる事も度々あります。

それ以外でも、、、、最初の内は可愛がられていた物が、その内愛情が薄れて、、、綻びや風化などで見た目も機能もがた落ちになって、仕方なくそこに有るだけになっている楽器、、、プレーヤーさんなら誰しも一本や二本、身に覚えがありますよね。

そういった楽器、今年も大量にお待ちしてます! しっかり磨いて、作り変えて、生き返らせますよ!

そうすれば、楽器を通じて、演奏の道具以上の何かが獲得出来るのかもしれません。

リノベーションとは、動機や理由又はその内容は、その時々において依頼者の内包的な心の有り様を示していて、それを欲して実行する事は「物」を大事にすると言う事もさる事ながら、心に豊かな森を茂らせる栄養を欲しているとでも言うんでしょうか、そういった無形では有るけれども確かな栄養が心に蓄積できると思うのです。これは有る友人の言葉を借りれば、「粋」呼ばれる生き方の原動力にも繋がると思っています。
そう言う心に栄養を貯め込む為にも、今年も精一杯作業させていただきます。

そんな訳で、月並みながら、本年も皆様のご愛顧とご指導の程宜しくお願い致します。

2014年12月31日 IRP PRODUCTS 代表

お問い合わせはこちらから
http://i-r-p.net/contacts/

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2014年11月15日

隣接分野の与太話

まぁ相変わらず、与太話が続く訳ですが、今回は自身が口を糊して所属する分野に隣接する世界について書いてみようかと思います。

さて、IRPももう随分ネット上では長く生息しておりまして、なんだかんだで10年ですか。
その間色々な事が有ったのですが、まあ一つ一つの事案は置いておいたとして、このネットの上からの現実世界へのアプローチと言う方法で、色々やっておりますと、引き合いだったり、ご依頼だったり、問い合わせだったり色んな出会いが有ります。

そんな中、作業内容がギター修理製作開発と近しいけれど、ギターではない方面の方との出会いがそこそこ有ったりします。例えば三味線の方ですとか。そういった方々が所属する所を隣接分野と定義してお話を進めて行きたいと思います。

さて、当の私はと言うとギター修理だけに留まらず色んな引き合いや、様々な環境の要因からとある貿易系の仕事にも関係しているのですが、この貿易関係の仕事と言うのはギターに限らず楽器業界の隣接分野としてかなり身近で有り密接な関係の存在でして、例えば弦一つ取ってもそうですし、木材やディマジオだとかダンカンのPU、そもそもボリュームゾーンとして国内で最も売れるフェンダーやギブソン等と言う海外ブランドの楽器は、全て海外から輸入されて来た舶来品に当たります。つまり貿易による取引の後、日本に入ってきている訳ですね。これを隣接分野と言わずしてと言った所でしょうか。

そこで私は食っていく為と言うだけでなく、隣接分野に対する知的好奇心の範疇から、数年前から貿易関係の仕事も手掛ける様になり、今に至っています。

さて、なぜこのような話をするかと言うと、隣接分野と言う物は必ず自分が所属する分野との間に深い溝が有り、だからこそお互いが利害関係なく、むしろ共存共栄できる関係であると私個人では考えております。

そんな所から、私は隣接分野間に横たわる深い溝を飛び越えて、広い視野を持ち、硬直化した楽器というジャンルから脱却し、柔軟な頭の持ち主になりたかったのであります。とにかく動かしてみない限り、何も始まらない。。社会科見学の様な物ですかね。

とまあそんな事で覗いた貿易の世界は奥が深くて、想像していたよりも面白い分野で有りました。経済情勢だとか何だとか、その先に何があるかはわかりませんが。

ただまあ、これだけ世の中が閉塞感満載で、年々消費世代の人口ボリュームが尻窄みで有る事を鑑みると、楽器の世界は全く持って明るい兆しが無く、早い段階で隣接分野の可能性や貿易立国日本の置かれた特殊事情に賭けて飛びこんで見た貿易の世界ですら閉塞した状態なのであります。勿論この世界にも隣接分野が有りますからそこを見て回って人と出会っても、各所先があるのか?この先どうなんだい?という感覚が拭えないでいます。

こんな時代だからこそ、今まで通りの沈思黙考もそろそろ終わりにして、何か動き始めてみる・・・というのも重要なんじゃないか?なんて強く思うようになってきました。そもそも世の中のせいにばかりしていては、何よりも面白くない。どうせ不平、不満で終わってしまいますからね。

そんな感じで、そろそろ色々整理して身軽にシンプルに動けるような体制にシフトする時期が来てるなあと感じていて、隣接分野と出自の楽器分野の融合を自分主導で始める時期が来ているのかなと。

さてこの考えを練って乾かして形にして行けるのはいつになるのやら。

更に話は少し逸れてしまいますが、、

Kindred Process from Visual Inclination on Vimeo.



私は本来、こう言う牧歌的な暮らしをギターの世界でしたかったんですが、個人的な事情やら、業界の諸事情やら周囲の何やらは残酷なもので、何を間違えたか真逆の電話とメール着信音が鳴りまくる生活を送ってます。。

ロハスだとか、ノマドなんて言葉も一時期流行りまして、ブラブラしてた事があり、その頃何気にすれ違った、H社かF社に入社していたらお金の面は置いといても、随分それに近い生活を送っていた可能性が有ったかもしれませんが、叶いませんでした。

その時、ディレクターとして来て下さいって言ってくださった長野県F社の社長さんには今でも感謝しています。諸般の事情でそれは実現せず、、後にその社長さんが亡くなったと言う話を聞いた時、遠い目になって、あの日見た長野の山稜に実現しなかった 未来を想ったものです。

それから8年程経って、今、全く形態の違う忙しい生活を数パターンのタスクで処理しながら口を糊して想う事は、色々整理してシンプルに暮らしたいと言うことと、上記にも書いたその繰り返しですが、そろそろ諸般の事情などに妨げられず、主導を自分に取り返す時期に差し掛かって来たかなと、そんな事を常に考える昨今なのであります。
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2014年11月05日

リノベーションの話

いつもながらの話、ビンテージ系(否、ビンテージそのもの)っていうのは、
何がしかの時代感やオーラという物をオーナーの気迫と共に纏っているような気がしてなりませんね。

何でしょうね。この形容しがたい感覚というものは。技術屋とプレーヤーの知と美の絡み合いといった、、、
雰囲気が有るとか、味わい深いとか・・・いろんな表現で曖昧な言い方を一言で纏めてしまう魔法の言葉が

「ヴィンテージ」

誠に甘美に映り、響きにすら感じられる、崇高な言葉。

決して昨日今日ではできない、一朝一夕を超えたある種の普遍性でありながら、
懐かしさ・・・音楽への貢献、文化を編んで行った歴史等々様々な要素がプレーヤーにとって
特別なオーラを漂わせていると言っても過言ではないでしょう。。

なれば、楽器演奏文化の成熟化・多様化が行き着く所まで行き着いたとて、
この手のものが通常の演奏に耐えられる状況を保っている事が非常に希少で、
少しでもプレーヤーの演奏状況というものを整えてやるのも私共に課せられた重要な仕事なんでしょう。

という事で沢山ビンテージギター(一般的な意味でのフェンダー/ギブソン以外でも)を持ちのお客様からの、
レストア依頼そのものは市場ニーズと相まって、今後恒常的にかような仕事も増えてくるのかもしれませんね。

さて、このエレキギターというのは、当時の名品といわれる物の多くは、生産年が古くなればなるほど所謂伝説的な話が付き物で、
なぜ生産されたのか、なぜこのような構造なのか等不明な事も多く、脚光を浴びなくなった後は、人間と同じでどんどん調子を崩していく物です。
子供で言えば青年期を卒業し中年に差し掛かった辺りで体調を崩したから直してくれといった感じでしょうか。

私共ではそんな往年の名品の修復作業という御依頼を割合昔から多く手がけさせて頂いております。

そういった楽器の殆どは、今となっては詳細不明やトレンドではなくなったパーツが取り付けられていたり、、、
なので、新しいPUやパーツに交換したり、ネック/ブリッジを掃除して、
場合によってはフレット/ナットを打ち変えて、弦を張って調整してって・・・

弾くなら弾き続けてあげないと、放っておいた状態を再生させるのは、本当に大変なのですが、
幸いにして、現在はパーツ供給が豊富で、また規格化がずいぶん進んだ時代でもありますので、
工夫次第でトータルバランスが取れていれば、、、
そういう風に手間かけてやると思いの外使える様に音楽的にも生き返るものです。

逆に言うと、手間隙をかけて、かわいがってやらないと、いい面を発揮してくれませんってな話。

話は変わって、いつも思うんですが、私は写真が得意ではなく本当に下手な部類です。
最早、単なる記録・・・位にしか考えていないので、カッコいいアングルだとか、
光の加減がどうだとかあんまり気にして撮っていません。そもそも撮れないって話なんですが。
iPhoneぐらいしかまともな撮影機材は無いですし。

そんな、日々の記事で写真に無頓着の私の撮った写真にすら、日々の作業を行っていると、
時々、修復作業前の写真と、修復作業後の写真に言葉に表せない何というか、、
明らかに後者の方が楽器全体にまだまだ戦えるぜ!といったオーラが感じられる事があります。

これは写真の撮り方で変わっているのでは有りません。
あくまで楽器その物の変化であり、それ以上、以下でもないんです。

大量生産大量消費の時代はとうの昔に終了して久しく、ここの所特に感じることなのですが、
楽器演奏を楽しむ人口のボリュームゾーンその物が、随分ご年配の方へシフトしてきて、
そういった方が昔手に入れたまま仕舞い込んだ楽器というのは相当量眠っていると私は思っております。

それを若い世代へ引き継ぐ(一般的に価値のあるヴィンテージ楽器に留まらず)レストア文化がひとつの世界として
成立する時代がそこまで来ている様に個人的にはここ数年感じるところではあります。

そうやってひとたび蘇った往年の楽器達は、現在売られている昨今の一本とは全く異なる相貌と雰囲気を持っている筈です。

ちょっとやそっとでは真似できない風貌。風格。音色。

そんな楽器を持って現在過去未来すべての音楽を奏でる事はきっと素敵な事ですよ!

又少し話は変わって、先日来たお見積もり依頼の話。

一般的なフェンダー系楽器は適合する部品を手に入れて、自分で色々工夫の上、組み立てれば、取り敢えずギターの形にはなるけれど、細かい所が上手く行かないので、最終調整をしてほしいと言う見積もり。

個人的にこう言うお客さんの見積もりとか実作業が大好きで、予算の縛りとか割とすっ飛ばす勢いの見積もりを書く事が多く、後でもっともらっときゃよかったなー失敗したなーと思う事が。。


言葉は悪いですが、場合によっては事故車をレーシングカーに作り替える作業って言うんですかね。もう一から作った方が速くないかい?的なw

そんな見積もりの最中に思い出した事。

プロのプレーヤーの知人が自分で組んだストラトがどうにもチューニングが合わないって言うので、回ってきた仕事が有りまして、、これが実機を見たら、トラスロッドが折れてネックがアホみたいに順反っていたと言うケース。

結局費用的にネック交換になったのですが、結果採算度外視で全体的に改修の手が入り、これはもうれっきとした事故車をレーシングカーに作り替える様な作業でした。
実はその時の仕事がメーカーを辞めた後、一発目のプロデビュー戦で、それ以降今に続くって感じだったりします。
因みにその楽器は今でもレコーディングで使っているらしいので、徹夜仕事でしんどかったけど意味が有る仕事だったなあと。

それからもう随分の時が経ってしまいましたが、今も作業場にはその時の楽器の写真が貼ってありまして、そんな原体験が有るからか、プレーヤーが自分の好みに応じて組んだだけの、そこには自分ではどうにもできない要望とか夢と希望とか、そんな物が一杯詰め込まれている楽器を仕上げて行くのが、ある種の天命でもある様に感じています。

一から作ったり、修理したり、企画したり、海外OEM関係の仕事も楽しいけれど、原点はここだなとつくづく思い出させて頂いたお見積もり依頼でした。

もし家にそういえば、こんな奴が転がっていたなあ・・・とかいう事であれば、
そういった往年の楽器を一度試しに一線級に使える様レストアしてみるなんてのは如何でしょうか?

もしその作業の途中、お困りの事があれば是非ご相談ください。

ご相談はこちらのメールフォームから!


http://i-r-p.net/contacts/



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2014年01月07日

安い楽器だからっ・・・!

一応世間様では本日から仕事始めと言う所が多いのでしょうか、本日は頂くメールが非常に多く、年始より非常にうれしい悲鳴を上げており大変有難い状態となっております。

ただ送られてくるメールの中で、一つ気になる事が有ります。

それは遠慮がちに
「安いギターですけど●○××は出来るのでしょうか?」
「中古で買った素性が解らないギターなんですけど弄る価値は有りますか?」
「安い楽器ですけど、作業して頂けますでしょうか?」
「別の所で断られました」
と言った類のメール

私、そんなに敷居高くないですよ。遠慮は要りません。私で良ければどんどん相談して頂ければ幸いです。

むしろそういう楽器こそ次にあげる理由から手を掛けていくべきだと考えております。

安い楽器を「意図的に」手にされる方は、恐らくご自分でメンテナンスなり改造を行い、自分に向いた楽器と言うのを知っている方、又は道楽としてそういった作業が好きな方だと思われます。

所が、純粋に音楽に興味を持ち、ギターを手に取った初心者が手に取るであろうエントリーグレードの楽器と言うのは、得てしてネック/ナット/ブリッジ/フレット等が酷い状態になっており、非常に弾き難い印象の物が多い事も確かです。それに気が付かないまま練習をして、「変な癖が付く(上手くならない)」若しくは、、「Fのコードが抑えられなくて。。。」と言った事で弾く事を諦める方が少なからずおられ、それは大変もったいない話と言えます。

どんなエントリーモデルで安価なギターで有ったとしても、少なくとも代表的なモデルのコピーで有れば、生産自体には実績が有ります。こう言った楽器の場合は余程の不備が無い限りに於いて、ある程度の弾き易さ等は後の調整/加工でどうにかなり、適正な弦高とテンション感さえ楽器に与えれば、恐らく多くの方が「Fのコード」で楽器を諦める事はないと思うのです。それと共に「Fのコード」で楽器を諦めた人の中には、手に取った最初の楽器がもっと弾き易い楽器であったならば、挫折せずに楽器を弾き続ける人が増え、それが楽器演奏者人口の裾野を広げたであろう事は想像に容易い事です。

所がエントリーモデルのほとんどが、メーカーやブランドホルダーにより、品質を差し置いて採算利益重視の作りっぱなし、売りっぱなしのケースが後を絶たず、非常に弾きにくい物が世の中には氾濫しててしまっております。本来であればメーカーのカスタマーサービスを含めたバックヤードがきっちりすべき所なんですが、このビジネスは全体の利益構造が脆弱な事や、音が出ない等の破損修理とは別の側面で、人間の感性判断による「弾き易い/弾き難い」の明確な線引が出来ない為にバックヤードでは対応しきれず、殆どの場合それらは上手く機能していません。そもそもメーカー等にとってバックヤード整備は利益を生む分野ではないと言うの事も機能しない一つの要因でしょう。

そんな考えから、逆に私は安価な楽器を真っ当にすると言う作業を断る事は有りません。楽器が弾ける人が増える事は、文化的側面から見ても、業界構造から見ても、廃棄される楽器が減ると言うエコの観点から見ても明らかに前向きだと考えております。

私にとっては、安価な楽器も高価な楽器も扱うスタンスその物は同じです。ただしそれ相応の予算が必ず隣り合わせですから、それはそれ相談の上にて落とし所を見つけ、精いっぱいの所まで作業を行いますので、冒頭に書いた通り、お気軽にお問い合わせページよりご連絡を頂ければ幸いです。

それではよろしくお願いします
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2014年01月03日

2014年幕開け

皆様あけましておめでとうございます。

2013年中は皆様にご愛顧頂きまして、誠に充実した濃い1年を過ごす事が出来ました事を厚く御礼申し上げます。
例によって昨年もあっという間に1年が過ぎましたが、思い出すと、、
それはそれはバラエティーに富んだ、多方面の方々とビジネス上のセッションを繰り返す中、様々な分野の情報が入ってきては咀嚼/処理を行う事で、世界の形と私の役割と言う物がこの歳になってやっとですがおぼろげながらに見えてきた次第。

これは去年も書いた事ですが、、、
IRP PRODUCTS.NETは相変わらずで、表立っての活動は停滞している風ですが、それでも新たに出会うお客様や、遥か遠方からのご依頼、果ては海を越えた彼方からのコンタクト等、本当にご愛顧頂けるお客様/仲間に恵まれております事、大変有難く感謝の一念でございます。

皆様に感謝する気持ち、本来であれば直接お会いしてお伝えすべきですが、ネット上より失礼させて頂きます。

皆様にとってより良い一年になる事を心より願っております。

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2013年10月05日

最近何かと話題になってるコメ原産国偽装の話。

最近何かと話題になってるコメの話。
http://mainichi.jp/select/news/20131004k0000e040225000c.html
http://www.asahi.com/national/update/0930/NGY201309300010.html
仕事上で米の貿易に関して結構分析的に手続き等も含めて調べた事が有りまして。

今日改めてWorld Markets and Tradeの統計資料を見ていくと、ちょっと古くて2008年の単年データでは、日本は生産量7,680<消費量8,250(輸入米込、原産国内訳不明)となっていて、備蓄米2,768程あるようです。(各々千トン数値換算)

備蓄米に関してはミニマムアクセス等、別の話になるので置いておいて、生産/消費だけ単純に比べるとなるほど。と。

更に貿易統計上は年間20万トン程日本米を輸出してますし、雑感としては当たり前のように、普段食べるお米には外国産が混じっていて当然だと思うのですが、問題は原産国表記の偽装と言う事で、JAS法以外該当法令を調べたら、下記の通り。解りやすいので引用。

http://www.pref.okayama.jp/page/detail-71068.html

他にもこの法令のきっかけになった事故米転売事件とか、なかなか味わい深い資料なんかも出てきた。

http://www.caa.go.jp/seikatsu/2jikobeikoku.html

当然ながらコメの場合原産国表記が袋にしか書いてない訳で、一旦開封して流通しちゃうともう解らないないだろうねえ。

外食産業でも産地表記が義務であるならば、もっと普段から目にする筈なんだけどなあ。日本米以外の原産国表示。でもそんなのあんまり見かけないよなあ。と思ったら卸が既に偽装していたと言うなんともアレな話。

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元々輸入米には数量限定の輸入割当制度(しかも申請が速い者順に近い、申請者リスト資料を見た事が有りますが大手商社がズラッと並んでいて最早割り込みが難しい)が有るから、実輸入者からエンドユーザーまでかなり簡単に追跡調査出来るという意味合いから行くと、事実上美味しい商売では全く無くなったと言う訳。

消費者自体に国産神話が有って、それに縋らないと売れない業界的構造の弱点が有る為にこう言う事が起きるんだろうね。

楽器業界にも似たような所あるよなあ。などと。

ニュース見ていて思った事をメモ代わりに走り書き




おまけ
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1310012400002.html
社長のコメントが下種過ぎて中々香ばしい。いるよなーこう言う本業が疎かな人。

後、備蓄米の保管倉庫に勤めていた知人の話では、米の保管は政府からの支払いが確実だし、単価が高くていい金になる仕事だったって言ってなあ。
posted by IRP Products at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月31日

年末のご挨拶

今年一年ご愛顧くださいまして誠にありがとうございました。
あっという間に1年が過ぎましたが、思い出すとそれほどの早さはなく非常に密度が濃い一年でした。
blogの方は相変わらず停滞しておりますが、それでも尚ご愛顧頂けるお客さまに恵まれております事、
大変有難く感謝の一念でございます。

皆様に感謝する次第、本来であれば直接お会いしてお伝えすべきですが、ネット上より失礼させて頂きます。

皆様良い年をお迎え下さいませ。

2012/12/31 IRP PRODUCTS 代表
posted by IRP Products at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月02日

東日本大震災に関し

この度の東日本大震災にて被害に遭われた方、そして今なお苦しみの只中に置かれている方に対し心よりお見舞い、尊い命を失われた方に対しご冥福を心より申し上げます。

地震発生よりずっとblog記事にて発信していく事をせねばならないと想い続けてはいた物の、あまりの惨状に言葉を失い、立ち尽くし、無力であればある程、こうして文章を書くという事が出来ずにいました。

幸か不幸か、私の様な零細個人商店にもご覧のBLOG/HPというコンテンツが有り、尚且つ、これが幾許かのお金を生み、口を糊する事に役立たせて頂いております。

これは一重に皆様からの厚いご支援の賜物であり、心よりの御礼を申し上げる次第でございます。


3月11日に起きました東日本大震災に関し、情報収集をするにつけ、私個人でも何か役に立てる事はないのだろうか?と思うに至り、2月分の弊社での売上確定後、全額個人として日本赤十字の方を介し寄付させて頂く事に致しました。


それに付随し、公共社会に参加する人間の社会性と義務と義憤心その他諸々、他にも私が出来る事が有れば継続して支援が出来れば。。と考えております。

私が持てる力で出来る事としては、この度被災された方や破損した楽器/機材の修理を通し、心のケア等の側面から支援出来ましたら幸いでございます。

どれだけ続けられるかわかりませんが、被災された方の楽器のメンテナンスを引き受けさせてください。時間はとても掛かりますし、そもそも今楽器がどうこうなんて言ってる場合じゃない!と言う方が大半なのかもしれませんが、高額部品の交換を伴わないメンテナンスの範囲であれば無償でお請けします。
(ヴィンテージの修理や、ボディー割れ/ネック折れ等は要相談とさせてください)

ただ、こういった事を始めますと、被災の線引基準により大変なトラブルに発展しかねない事も重々承知の上です。慎重に打ち合わせをする事と、この辺りはもう人の心の可能性と温度に賭けています。
なんとか支援に参加できれば。と思います。


この記事をアップするに当たり正直身内からの猛反対が有ったのは事実ですが、しかしながら私が出来る事は恐らくこれ位の事しかできないのではという事で、反対を押し切って始める事にしました。


人々が永遠に同じ相の下で共にあらん事を願います
posted by IRP Products at 15:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月03日

あけましておめでとう御座います

あけましておめでとう御座います
遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は体調不良に悩まされ続けた一年ではありましたが、何とか新年を無事に迎える事が出来ましたのも
他ならぬお客様及び周囲の方々の並々ならぬご支援の賜物と深く感謝を申し上げる次第、何卒、本年も倍旧のご支援とご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。

さて、旧年中は年末に祖母が亡くなる等、仕事以外の部分で大変難しい決断を迫られる場面が多く有り、人間的に少しばかりトラブルにも強くなったようにも思いますが、それらを今後生かせる様に何とか頑張って行かなければならないな等と思っております。

しかしながら前年度に立てた開発物の計画に関し、達成度は60パーセントに留まる所は大いに反省すべき点でした。
今年は前年に手がけた趣と方向性をより一層推し進めていく事と、作業体制及びカスタマー業務の強化を行う事で、未達分の挽回を図ろうかと考えております。

引き続き、ご愛顧の程を宜しくお願い致します。


さて2010年の幕開けですが、軽〜く00年代の自分なりの総括としてブログ向けに3点だけ綴ってみたいかなと。
00年代の音楽業界・楽器業界に関して、エポックメイキング的な出来事と言えば、

@DTM関連ツールの普及
Aipod等の携帯mp3プレーヤーの普及
B結局インターネット

辺りでしょうか。

@ に関して言えばインターネットの隆盛と共に発展してきているのは一目瞭然ですが、
何より、ハード及びソフトの価格破壊及び技術革新が恐ろしい勢いで進んだ年代でもあります。
まさか、1万円程度のペダル型マルチエフェクターがUSBで接続するだけでインターフェースとして使え、
更にDAWソフトまでバンドルで付いてくる時代になるとは・・・
90年代に高校時代を過ごした私では到底想像が付きませんでした。
いわゆる宅録の為のプラットフォームの敷居が低くなったのはとても良い話でありますね。

それらの技術に付随して、各種動画サイトによる演奏動画のアップロードが盛んに行われる様に
なって気が付いたことですが、(著作権ですとか倫理的な問題は多少あるにせよ)
ある種の楽器プレーヤーの人口が増えている様にも思います。
こういった流れは一般的な文化的側面・楽器業界の経済的側面から見ても
極々僅かですが好ましい状態になったのではないか?と感じる事が多々あります。

また、実際はかなり金銭的投資や録音技術が必要ですが、自宅でCDクオリティーの物が作れる様になったのも大きいでしょうか。
この録音技術の研鑽の際に、音とは何ぞや?という疑問から楽器の構造に至るまで気を使う方が増えた事も特記するに値するかと思います。

A 携帯mp3プレーヤーの普及に関して、全く新しい音楽の携帯/流通スタイルを確立してしまった訳ですが、ある種、インターネットの隆盛と共に音楽の金銭的価値を水道の水と同じレベルに迄落とした罪は正直否めません。
早い話、ハード不要の時代、CDが売れなくなって早10年ですか。
パッケージ販売の利鞘に依存していた組織、末端で言うとプレス屋さん印刷屋さんレコード店等は
当然どこも焼け野原の様相を呈しているわけですが。。
音楽の扱いがそういう状態になってくると、必然的に作り手は薄利多売を行わなければならなくなり、

最近のレコーディング技術を使って録音されているにも拘らず(色んな事情があったにせよ)ひどい音質の物が公式のCD/mp3として販売されている例も良く見かけます。

その他レコーディング作業でも、mp3プレーヤー(特にイヤホン)で鳴らした音を考慮したミックスやマスタリングが施されるようになって来ています。
言い換えますと、ミックス等でダイナミックレンジが狭い音に作り変える作業をしている訳ですね。
つい先日も仮MIXの物をmp3プレーヤーに突っ込むとイヤホンの音が割れるといった例が有りまして。。。
結局、音が割れる帯域を取り除いた結果、音がつまらないなあ。。という代物が出来上がった訳であります。
(数値でいうと微々たる物なんでしょうし、エンジニアはいつでも全力を尽くす物ですが、これは楽器修理やメンテナンスを行う私共の様な人種にとっては実に由々しき状況であったりします)

時代は繰り返すと申しますが、きっと先人のエンジニア達もカセットウォークマンが出た時、CD/ラジカセが出た時等、こんな思いを味わったのだろうな・・と思いを馳せる瞬間も有ったりしますが、それにしてもここまで来ると。。という別の意味での無念さを感じざるを得ません。

但し、これらはもう既に主流となっているので受容れなければならない話でも有りますね。

持ち運びや、収録曲数(容量)や、音源収録ハードの移し変えの手間、所有楽曲のファイルの管理など
手間が減った分、個人的にも音楽を聞く時間が増えた様にも思います。
(だから大ヒットした訳で、そこはくちばしを挟む余地も無い話ですが)

B で、結論としてこの10年は世界的に良くも悪くもインターネットに彩られた10年だった訳ですが。

既存の価値観の破壊、新しいメディアの登場、回線の異常ともいえる高速化、SNSや動画サイトの登場等、枚挙に暇がありませんが、とにもかくにもネットが無いと始まらない訳であります。

これは私共の場合ですが、HPやBLOGを持つという事で既存の営業方法の枠組みを飛び越えて沢山のお客様にご愛顧頂いた訳で御座います。これはネットが無ければ有り得なかった世界の風景だなと。実に清々しい想いで日々暮らしております。

やはり総括してみると、00年代はあらゆる人が「インターネット」に最も時間を費やした時代であったと思うに留め、この記事は一旦終了します。
posted by IRP Products at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

【お問い合わせ(メール連絡)に関してのお知らせ】

最近メールサーバー及びPCの問題で、頂戴していたメールに関し、もしかすると取りこぼしている案件が発生している可能性が御座います。
(先日、お客様からお電話を頂いた際にメールの不通問題に気が付きました)

もし、私宛にメールを送ったのに返信が無かったという状況の方がいらっしゃいましたら、心よりお詫び申し上げます。

宜しければ再度メールを頂戴出来ますでしょうか?

皆様、今後共引き続き宜しく御願い致します。
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2009年08月02日

千年の夏

現在私の実家は奈良の片田舎に位置しておりまして、実家を出た今となっても、ふと思い出す悠久の風景と言うのが有ります。

子供の頃、あれほど終わって欲しくないと願った夏休みの原風景となんら今だ変化しない片田舎な訳ですが。

で、奈良が実家と言う事は、そこいら中に有る寺社仏閣・古墳など悠久の原風景が私の記憶の下地になっております。

山の谷間に沈んでいく太陽、妬けるあぜ道と田園風景と寺社仏閣、千年変わらない祭囃子、そして風の音・・・

子供の頃の友人で、1000年間血筋の続く(と言われるが当家の人も良く判らないらしい)神社の家に生まれた兄弟が居りました。その友人と偶然再会してから、とある雅楽の楽器〜修理製作家をご紹介頂き、色んな話をさせて頂くのですが。。。

最近はブログに修理製作記事を殆ど載せなくなりましたが、その理由の一旦として、エレキ/アコースティックギターの精密なリペアや製作で煮詰めて爛熟させた楽器の音も良いですが、もっと素朴な楽器の音を心が欲している。。とそんな気になって来ているのです。
(昨今のあまりの忙しさで心に弾力性が無くなって来ている所為かも知れません・・)

雅楽や、そこに至るアジアから渡来してきた音楽、私の原風景を連想させる楽器の研究へ一歩踏み出したい・そしてそれを自分の技術にフィードバックさせたいという想いがどんどん膨らんで来ています。

それらはきっとこのBLOGで紹介する事は有りませんが・・・確かな物を持ち帰ろうと思っております。

私に残された技術者としての時間はかなり多く見積もってあと30年。
1000年以上の歴史を持つ音色の秘密に迫るにはあまりに短いと言わざるを得ません。

それが具体化するまで取り合えず生暖かく見守っていてください。

こう言う事を書くとIRPを辞めてしまうのか?と言う質問が出てしまうかも知れませんが、それは有り得ません。コレは私の一生の仕事です。

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又ちょっと別の話ですが、私のライフワークである寺社仏閣巡り法隆寺編の写真を一部ご紹介。

法隆寺.jpg

法隆寺2.jpg

法隆寺3.jpg

法隆寺4.jpg

因みに法隆寺の柱の下は石盤の基礎に対して材木の根太を敷く工法が取られているのですが、
宮大工の仕事.jpg
石の表面の凹凸に合わせて根太が削られてジャストフィットしています。。。。

恐るべき宮大工の仕事。。。
posted by IRP Products at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

アベフトシ氏死去

本日、仕事をしていたら、突然昔馴染みから電話が掛かり

「アベさんが死んだ」

と言う一報を貰いまして。。。

何のことか良く判らないまま話を聞いてみると、、、

元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシ氏の事でした。


あまりに早すぎる。。。

奇しくも皆既日食と同じ日。多分今日何をやっていたか一生忘れる事は無いでしょう。

ラストシングルで「エレクトリックサーカス」を今もエンドレスで掛け続けています。

「俺たちに明日が無いって事

                 初めからそんなの解っていたよ」


ただ、底抜けに寂しい。

合掌
posted by IRP Products at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

Back to the Backpacker life

アジアで今尚バックパッカーをやっている友人のBLOGが面白すぎる件で

http://ameblo.jp/funny-joke/

海外で映画出演とか中々エッジが効いてるなあ。。
で、今はタイ(バンコク)にいるとか何とか
いいなあ。私ももう一回位インドへぶらっと行きたいもんだ。。

そう言えば、この男の話によるとここ数年のインドは物凄く綺麗な街になってる所がぼちぼち出てるとか。一説には貴族階級の連中が街中の(日本で言う)ホームレスを集めてトラックに乗っけたままどっかの山に捨てに行ってるとか何とか。

ほんまかいな?

あの国がそう簡単に変わるかな?とも思うのですが、それは自分の目で見て判断したい所ですね。

一時帰国して来たこの男と地元の旧所名跡(しかも野外)で飲んだのがもう一年前か。。
時間が経つのは早いもんだ。。

好奇心旺盛が故か、色々面白い話の引き出しが多い奴では有るが、その所為で危ない目に合う事もあるみたいで。。無事に帰って来てくれれば何よりですが。。
posted by IRP Products at 22:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原産地表記と贋作

最近メールサーバー及びPCの問題で、頂戴していたメールに関し、もしかすると取りこぼしている案件が発生している可能性が御座います。
(先日、お客様からお電話を頂いた際にメールの不通問題に気が付きました)

もし、私宛にメールを送ったのに返信が無かったという状況の方がいらっしゃいましたら、心よりお詫び申し上げます。

宜しければ再度メールを頂戴出来ますでしょうか?

皆様、今後共引き続き宜しく御願い致します。

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さて話は変わりまして、、、

「原産地表記」

皆様はこの言葉を聴いて何を連想されるでしょうか?

随分前にうなぎや牛肉等食品の産地偽装事件でこの言葉がメディアを騒がせた事もありますが、今回はこの言葉に関し輸入通関と楽器に焦点を絞り少しお話してみたいと思います。

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楽器店で並べられている新品の楽器で、特に海外からの輸入品には本体に必ずと言って良い程、原産地の表記にあたる何かの印が有りまして、皆様も「mede in usa」ですとか「mede in china」と言った様なステッカーがヘッド裏あたりにさりげなく張られているのをご覧になった事が有るのでは無いでしょうか。私個人としては楽器店で意図的に剥がされている例を見た事がありますが。

これらのステッカー、実は輸入通関の際に原産地を明確にする為必要とされ、わざわざ生産国で貼られているのです。

言うまでも無く、このステッカーがある事により購買者がその製品の原産地を正しく認識出来(原産地誤認を回避出来る)、購買の際の判断材料になり得る訳ですね。又コレは税関の指導でほぼ義務化されている物でも有ります。

ではなぜ今回記事にまで取り上げなければならないか?と言うお話に行きましょうか。

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話はとある楽器がエンドユーザー様から私の元に持ち込まれた事から始まるのですが、ある個人に近い業者が独自に輸入して(調べた限り物量的に個人輸入レベル)販売している楽器があり、それがどう見てもあるブランドの「贋作」なのです。

そのユーザー様から色々ヒアリングを行った所、その販売元の業者があまりにアレだった事と、私個人としてもある種の興味が有った為、その業者が扱うオリジナルプロダクトの楽器を試しに取り寄せて見る事にしました。

で、現物が届いてからよーく観察してみると、どう見ても木部からセットアップまで含め、「日本以外で行われた物」「made in 某アジア」(この辺りはある技を使って裏を取りました)で有る物に対し、件のステッカーが「mede in japan」となっている訳ですね。

と言うのも、企業でも個人でも輸入を行う殆どの場合は(輸入実績がない場合は特に)輸入申告時において全量X線又は全てを開ける改品検査の所謂「税関検査」に該当するのですが、その検査の際に外国貨物で「made in japan」などというステッカーが貼ってあればその時点でアウトなのです。
(但し通関法上、楽器としての特性を持っていない状態の「部品」として輸入してから、日本でセットアップを行った物・行う物に関しては「mede in japan」のステッカーを貼る事は可能な様です。それが関税的・コスト的に徳であれば・・の話ですが)

勿論、逆輸入品であればそういう事もありえない訳ではないのですが、輸入申告〜税関での審査でそのあたりはかなり詳しく聞かれる筈ですし、輸入者が意図的に嘘で答えればその時点でアウトです。

現物を見た感じと諸々の都合から、件の楽器は輸入申告の際には「外国製」とし、輸入許可が上がり、輸入者の手元に貨物が渡ってから、わざわざ「made in japan」のステッカーを貼っている・若しくは「張り替えた」上、消費者心理の誘導を図った、と判断した訳です。

外国貨物が国内貨物に変わった後の貨物の扱い〜販売に関しては、輸入者のモラルに委ねられる部分が大きいとは思いますが、この件はれっきとした「原産地偽装」です。たかがステッカーですが突き詰めると大きな事なんですよ。コレ。

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又、最初の贋作の楽器に関して言いますと、輸入者が税関に対し虚偽の申告を行った、若しくは税関側に楽器の商標に関する情報・知識が足りない・輸入をストップさせる権限の無い物であった・双方併せて輸入許可に至った可能性が高いと考えられます。無論税関検査もスルーした事になります。

因みに税関にはこんなページも有ります。
知的財産の輸入差止申立情報-キーワード検索ページ
http://www1.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/ipstsrc.htm
逆に言うとここでヒットしない物は輸入する事が出来るとも取れますね・・・色んな意味で悪用されている様な気がするのですが。

少し話は逸れますが、税関とは大前提として「関税をかける事、禁制品などを発見する事」により、貿易品から国内市場及び銃器薬物などの社会悪から国民を守る為に存在する国営組織・機関である訳です。

数年前、ギブソンやアイバニーズの贋作が組織的且つ大量にネットオークションに出回った事件が有りました。
それらは広義の意味での密輸品とは思えない物量であった為、税関が輸入許可を上げた物だったと考えられます。
それから、これらの贋作が正規品よりもかなり粗悪であったのも大きな問題でしょう。

この件に関連した某ネットコミューン等を覗いた感じでは、それらを本物と信じて疑わずに購入した方も多数いらっしゃったようです。。。

楽器が幾ら関税フリーとは言え贋作が大量に国内に入って来ているとは。。それを税関がスルーしたとは。。なんとも情けない話ですな。。。


さて話は戻り、当該ブランドの販売権を国内で有する企業は、即刻税関に対し輸入差し止めの請求を行うべきです。こういった申請の為の防御コストより、後のダメージの方が遥かに大きいと私は考える事と、日本の企業はもう少し商標等権利を守る・主張すると言う事をやっていかないと、こういったイリーガルな手段を使う業者に損させられるばかりです。

今回の件に関しまして、一応の義務として当該ブランドの販売代理店様に通報しておりまして、後はそこがどう動くか・・と言った所ですか。。
アップはしませんが、写真や現物は全て当方で保管しております。

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ここまで一切当該の業者名等々出しておりませんので、読まれた方は何の事やら放置してきてしまっている感がありますが、一応私は知っているぞ、あなた方のやった事を。的な私事メモ記事として。。。

ここまでの内容を理解された方は、今後以下の点にご注意頂いた上で楽器の購入を検討してください。

@原産地表記のステッカーがあるかどうか
Aそれが信用に足るクオリティー(価格)の物どうか
Bプレーヤーとして楽器の本質を見抜けるかどうか
C出来るだけ楽器に詳しい第三者の意見を求める

と言った様なところで本日はここまで
posted by IRP Products at 20:53| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする