IRP PRODUCTS 楽器の製作/修理ならお任せ下さい

2005年11月24日

シャーベル君の電装系修正

シャーベル君の悲劇と中古楽器屋で紹介したシャーベル君の修理の記事を書きましょうか。

ちょっと又サボり癖が出てしまってますね・・いやはやなんとも(苦笑)
テレキャスターの記事の完結編のアップしようかと思ったのですが、
記事を組み立てていると、写真が足りないんですよね・・でどうした物か・・と思案していると
シャーベル君やその他の記事を先に行こうかな?と。
基本的に修理は同時進行な事も多いので記事は常に平行だったりします。

さてさて、前回のシャーベル君の記事の時にも少し書きましたが
「VO・Tの位置が通常のギターと逆だから直して欲しい」
との事なんでまずはその辺りの確認をしたいなあ・・的な感じで分解してみました。
I様シャーベルBODY分解
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
まあこの辺は軽く分解してサクサク進めて行きましょうか。
で、問題のキャビティーですが、
I様シャーベルキャビティー作業前
・・・ある程度予測はしていたのですが、コレはちょっと・・・プロの手による物では無いですね。
配線が明らかに間違ってしまっていますし。VO・Tが逆なのもその所為ですね。
前オーナーは、少なくともこう言うレイアウトにしたかった訳では無いと思われます。

さてさてサクッと回路を撤去してしまいましょうか。
I様シャーベル回路撤去
はい。なんか悲壮感も漂ってますね・・ガリってるしミニスイッチ以外は破棄ですね・・・

さてここで、回路について幾つかの打ち合わせを行なっていたのですが、その内容とは・・
@キャビティーのシールディング加工
A配線を良質な物に交換
B4回路5WAYレバーSWによるPUコイル組み合わせの多様化

と言ったような所でしょうか。

I様シャーベルキャビティー研磨
キャビティーに導電性塗料を塗る前に、荒めのペーパーで軽く研磨しておきましょうか。
この辺りは適当なんですが、状態に応じて研磨具合が変わってきたりします。

I様シャーベルキャビティーシールディング
こんな感じで筆塗りしていきましょうか。この後側面や配線穴にもしっかり塗っておきます。

I様シャーベルPUキャビティーシールディング
PU キャビティーにも一応散布して念の為に卵ラグ+アース配線をして置きます。

さてPUの配線等々も相当痛んでしまっていたので、そこを切除し、
途中から廃品ですが良質な医療用パルスケーブルを継ぎ足しておきます。
(写真は撮り忘れてますが・・・)
因みにそれ以外の配線は今回はベルデンを使用します。

そしてBODYにPOT等と仮組みして見ました。
I様シャーベル配線前
この時点でも結構すっきりしてますね〜

実はこの作業をしてた頃に某CTS事件が起きまして(笑)
(知りたい方は記事検索して見て下さい)
今回は東京コスモスのポットを使っているのですが、コレはやっぱりものすごく良いですね。
I様シャーベルPOT
所謂密閉型で物凄く頑丈に出来ており、無線機や測定器なんかにも使われたります。
非常に安定した性能を得られるので、非常に魅力的ですね〜安価ですし。
因みに東京秋葉原や大阪日本橋で最も手に入り易いポットと言っても過言では無いでしょう。
楽器に使うには仕様の欠点が無い事も無いのですが、またそれは別のお話ですかね。

さてさて半田付け等々ですが、、作業中は写真撮れないんでいきなり完成です(笑)
I様シャーベル電装系完成
コンデンサはビタミンQ の0.022μFの物を選択しました。

今回は3Hと言う事でコイル選択は
R(シリーズハムバッカー)
R+C(センターリア側シングル+リアセンター側シングル)
C(リア側シングル)
F+C(センターフロント側シングル+フロントセンター側シングル)
F(シリーズハムバッカー)

と言うセンターがハムバッカーである事を生かした配線になっています。
この配線ですと、フロント・リア以外は、それらより音量はガクンと落ちてしまいますが、
単体で音作りを行なった場合、とても綺麗なハーフトーンが得られる感じです。
(PUや色んな条件にも拠るのでしょうけど・・・)

今回ミニスイッチはVO・T等のバイパス機能とする事になりました。

そんな訳で本日はここまで!


posted by IRP Products at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。