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2007年03月16日

リッケンバッカー4001のコピー品の改修完結編

 少し前のエントリーの後、紆余曲折があってインド廃人のY君からメールを頂きました。どうやらちゃんと生きて日本に帰国している様です!(真っ当かどうかは別問題ですが笑)このタイミングでの連絡は奇跡に近い!こう言う事もあるんですねー。
 
 さて、リッケンバッカー4001モドキの改修編の完結編の記事を行きましょうか。

前回の記事はこちら


前回は電気系の修正まで終わってますね。

次はフレットの増設行きましょうか。
くりふリッケンもどきフレット増設前.jpg
(サムネイルをクリックして下さい画像が拡大します)

 こういった、古い世代の楽器(コピー品も含む)の場合は、ある種の音楽を演奏する場合、20フレットだと足りない事も多々有りますので、フレット増設は割と良く依頼される作業の一つでしょうか。
 
 さてその内容に入りますが、フレット増設は状況に応じて様々な方法が有りまして、ネック材を継ぎ足さなければならない場合が多いのですが、今回は予算・指板エンドが長い事など様々な状況を勘案し、指板材を継ぎ足さずにフレットを打つ事にします。
 そこでまあフレット溝を掘らなければならない訳ですが、セルバインディング付きのネックで最小限の作業で済ませる場合、フレット溝切りノコなどでは単純には溝が掘れませんので、ちょいとした治具を作って彫り込んで行きます。

 その方法は今回は載せませんが
くりふリッケンもどきフレット増設溝追加.jpg
こんな風に掘り込みます。因みに溝の底も指板Rにも合わせた上、溝の深さはフレットの足と同じにして有ります。

 それからフレットを打つ訳ですが、これセルバインディング仕様の楽器独特な加工をフレットに施してから打ち込みます。
くりふリッケンもどき増設用フレット.jpg
こんな感じで2段式と言った様な感じに仕上げておきます。

 それから、フレットを打ち込んだ後の写真が撮り忘れたのか無くしたのかで無いんですよね。。。。とまあ、そんな感じなんですが打ち込んでおきます。

 で、詳しい写真を撮り忘れてすっ飛ばしてますが、フレット擦り合わせも行います。
くりふリッケンもどきフレット擦り合わせ.jpg
一応フレット増えてるのわかります?
これは余談なんですが、今回から工具を新調して、ちょっと新しい方法での擦り合わせを行っています。以前まで使っていたガラス板も良かったのですが、ちょいと考え方が変わってきましたので・・・・そんな訳でやり方等々すっ飛ばします。
 しかし・・このネックはフレットのレベリングがかなり乱れていたので、どんストレートにするだけでも結構大変でした・・・

くりふリッケンもどきフレット増設後.jpg
 完成後の写真になりますが、フレット増設部分はこんな感じで仕上がってます。違和感は殆ど無いでしょう?(笑)

フレットの擦り合わせが終わったら、次はナット交換ですね。
くりふリッケンもどきナット交換前.jpg
プラ製の整形品ナットな上、底上げしてある。。。。。良くある話なんですが、これはちょいと宜しく無いですのでスカッと交換します。
くりふリッケンもどきナット交換後.jpg
 これも過去何度も記事にして来て居ますので書く事ってそれ程無いんですが、溝の形状なんかは、かなーり考えながらキメてあげる必要が有ります。
 ペーパーとコンパウンドでピカピカに磨き出しても終了。今回もオイル含浸牛コツを使っています。

 ああそうだ、電池ボックススペース掘った事とか書くの忘れていたのでちょっとだけ紹介します。
今回、電池を内蔵するにあたって、いつも使っているゴトー社製の電池ボックスはボディー厚が足りずに使えないと言う事なので、裏蓋作ってはめ込む形になります。
くりふリッケンもどき電池ボックス加工.jpg
加工風景とか撮り忘れてますが、こんな感じで収まる様に作ってみました。最初は白い蓋だったんですが、乗っけて見たら、あまりにダサかったので黒に変更しました(笑)

くりふリッケンもどきノイズ対策.jpg
 後はノイズ対策用のドータイトを塗り込み・・ばらばらのパーツを組み込んでいくわけです。ペグの交換もここで行います。

 この後は、言葉に出来ないような。。。なんと言うか・・・色んな部分を調整・・・・弦振動を受け止めて、更に一方向に抜けていく様な・・と言う方向性を持って調整していきます。と言っても、この時点ではPUを交換する予算が無く、後回しの予定なのでそのあたりは色んな意味で余裕を持たせて有ります。

ってな訳で
くりふリッケンもどき完成.jpg
完成!

 ロッドカバーはロゴの入れ替えの為、本職がCG描きの知人にお願いしましたので、コレもまたこの時点では後回しです。(Kさん荷物の方遅れてしまって申し訳ないです。ちょいとした検証の為に一回荷物を解いてしまいました・・・後ちょっとでお送りします)

内臓プリアンプは思いのほか威力が有る様で、この方ともう一人のベーシストの方に使って頂いてますが、物凄い好評で御座います。

納品後、ご本人さんが撮った映像をYOUTUBEに投げたとの事でここにも張っておきましょう(笑)
 クリフバートンのソロで、Pulling Teeth(抜歯)って言うタイトルなんですが、個人的に親知らずで苦しんでるのでタイムリーな曲ですが・・・・
 因みに初期メタリカ(クリフバートン)のコピーには必須のモーリーのベースワウもご購入されたとの事でかなり良い感じで楽しんでいらっしゃるようです(笑) このモーリー社のパワーワウブーストに関してですが、くりふさん曰く「コレを作った奴は頭がどうかしてる。最高!」だそうです。


メガデスのコピーも上がっていたので貼っておきます。

 数点予算の範疇で触れなかった部分以外は気に入って頂けたようで安心しました。ってな訳で、リッケンバッカー4001のコピー品の改修編終了!

くりふさん、ご依頼有難う御座いました。今後ともよろしくお願い致します!

本日はここまで。
posted by IRP Products at 18:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うああああああ
なんかすげえはずかしいいい
Posted by くりふ at 2007年03月16日 23:18
わははっはははこれが噂のくりふのyoutube動画かいなwww
拳の振り上げてみたけどなんか控えめなのなwwww
Posted by 佐藤氏 at 2007年03月17日 10:59
>くりふさん >佐藤氏
最高にロックしてまっせ〜
畳の和室で繰り広げられるメタルの宴(笑)
Posted by 楽器無常@管理人 at 2007年03月17日 14:36
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