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2005年03月15日

Tune-o-maticの改良〜補足編〜

数日前にBBSを設置した所、早速お問い合わせを頂きました。
文書だけではなかなか伝えにくいなあ・・と思いまして写真を交えて記事にして見ます。

BBSに書き込んで頂いたゆたかさんの相談の内容を要約してみますと・・・

チューン・O・マティック(ヴィンテージスタイル)付きのギターを弾いてる時、
「ブリッジの駒を留めている針金の共振が気になる」

(この部分ですね)
針金4
(サムネイルをクリックすると拡大されます)

との事です。

この手の話ってよく聞きますし、悩んでいる方も結構いらっしゃるようですね
なんにせよ、現在は針金のついていない改良されたブリッジシャーシが使用されている物が
ゴトー、シャーラーなどからリプレイスメントパーツとして売り出されてます。
そちらを使ってみても良いのではないかと思うのですが・・・・


が、なかなかヴィンテージスタイルのルックスなどは捨て難いという部分で、
針金がミョンミョン鳴っているのを我慢して使ってる方も多いようです。

因みに
もっと古いバーストと呼ばれる位のヴィンテージLPではこの針金自体が無かったりします。
しかし弦が切れた時に一緒に駒が飛んで行ってしまい、紛失することが多かった様で、
この針金が後から追加されたようですね。(その時、共振は問題にならなかったのかな?)

話を戻しまして、共振の原因として考えられる事を挙げて見ます。
@針金の整形不良に因るスプリング効果が共振を呼んでいる。
A針金自体の細さに因る共振(シャーシに開いている針金の取り付け穴が緩いなど)

これらを解決する方法は幾つか有るのですが、
色々私も考えました。(といっても思いついたのは大分前ですが)
コストがかからなくて、外見を変えなくて誰でも出来る方法を。

そんなわけで方法ですが、

まず100円均一の店に行って
マネキュア
(ここから先の画像はサムネイルをクリックすると拡大します)
綿棒とマネキュアのクリアを買ってきます。

適量のマネキュアを綿棒に含ませます。
針金
かなり少量で薄く針金とブリッジシャーシを繋ぐように散布します。
ネジに付着しない様に気をつけて下さい。
散布する位置はどこでも良いんですが、まあ写真の位置が良いだろうと・・

解りにくいですが、適当に6箇所塗ってみました。
針金2
マネキュアが乾くと、針金の共振は見事に止まっている筈です。

別の角度で見ても殆ど目立ちません。
針金3
この方法だと、何か有ったらすぐに元に戻せますし、傷も付きません。
剥がす時は除光液などで剥がせば良いでしょう。

私は弦を張ったまま、ブリッジを取り付けたまま作業を行っていますが、
真似しない方が良いです。マネキュアがボディーに垂れたら泣きます。
ですので皆様はちゃんとボディーから外してやりましょう。

元の状態で針金とシャーシにスキマがあり過ぎてマネキュアなんかじゃ繋がらない!
っていう場合は、素直に針金の再整形を行ってからマネキュアを散布した方が良いです。

後はマネキュアの代りに木工用ボンドを使っても構いません。
この共振を止める方法は他にもイロイロ有るのですが、
結局の所、最後は針金の整形し直しや新規作成になるので、
出来る人と出来ない人に別れてしまいます。

そんな訳で今回はどんな方にも出来るであろう方法を紹介してみました。

本日はここまで!
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