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2006年06月21日

フェンダー・J・ジャガーのPU・ブリッジ交換その2

フェンダー・J・ジャガーのPU・ブリッジ交換その1の続きの記事を行きましょうか。

さて前回までで、PUキャビティーの拡張とブリッジの取り付けが終わりましたので、次は組み込みですね。
組み込みに関しては、なんだかんだで感覚勝負みたいな所がありますので、ホントに詳細に書くか、もしくは書かないかのどちらかになってしまうのですが・・・本当に記事の内容に関しては毎回苦慮しています(苦笑)

まずは回路から行きましょうか。
F様ジャガー回路作業前
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
作業前の回路はこんな風になってます。フェンダージャパンの物にありがちな感じですね〜まあ深くは追求しません。

F様ジャガー回路作業後
写真がボケボケな上、他のパネルの施工後の写真をなくしました・・・が、上記の配線の様に出来るだけ綺麗に配線する事を心がけます。
今回はオーナーのF様に持ち込んで頂いたWEのヴィンテージ配線材を使用しています。この手の配線材(単線)は微妙な力の掛け具合で折れてしまいやすいので結構気を使います・・・・・パネルを閉めた時にどういう風に線材が中でたわむかよく考えないと、パネルを閉めたと同時に線材が折れたりします。かといって長すぎるのも問題ですしねえ・・・などと考えながら作業してますが。

F様ジャガーPU仮置き
とりあえずボディー側の配線材を仮に引いてPUをキャビティーの中に入れてみました(笑)おお!かっこいいじゃないですか!
因みにフロントがディマジオのPAFPROでリアがスーパーディストーションです。

次はPG作るかーって事で作ったんですが、写真を一切撮り忘れてることに気が付いたんですよね。
と言うのもPGを削っている時って粉が大量に出るのですが、これが静電気で作業場のあちこちに飛ぶ飛ぶって事でカメラに触りたくなかったってのが本音なんですがまた何かの機会にPG製作だけの記事でも書いてみましょうかね。

さて、その代わりといっちゃあなんなんですが、ペグブッシュの交換に行きましょうか。
今回はオーナーのF様が御自分でゴトー社のマグナムロック・クルーソンタイプに換装されていたのですが、ペグブッシュはオリジナルのままになっていると言う状態でした。

クルーソンタイプはペグブッシュが木部に直接打ち込まれていて、さらにそのブッシュ自体に刻まれている「楔」で木部に固定させると言う構造なんですが、この構造って言うのは実の所、やったことがない方にとっては抜くのが難しいんですね。(抜いた経験が有る方なら余裕の作業だとは思いますが)
そんな訳で、本体はマグナムロックに交換してもブッシュはオリジナルのままって言う方が結構いらっしゃるのですが、これ実はとても危険なんです。
と言うのも、ペグポストと言うのは、ペグの本体のギア〜ビスベースプレート部分とブッシュ内径側面部分の2箇所で支持されているのですが、マグナムロックのポストの直径は通常の物より細く作られており、それにあわせて付属のブッシュの内径も狭くなっています。

F様ジャガーペグブッシュ1
(左がマグナムロック付属の物・右がオリジナル。ぱっと見はサイズの違いは判りませんが、内径はマグナムロックで約6ミリ、オリジナルで約6.5ミリ。外形はほぼ同じ)
そんな細いポストのペグをオリジナルのブッシュで受けようとすると、ポスト〜ブッシュ間に遊びが出来てしまい、ペグ本体のギア〜ビス部分でしか支持できません。そのままですとペグに負担が掛かってしまい宜しく有りませんので(最悪ポストが折れてしまうことも有るようです)、必ず付属品の物に交換すべき部品ですね。

ちょっと説明が長くなってしまいましたが、交換作業に行きましょうか。
F様ジャガーブッシュ交換
抜く作業中の写真は無いのですが、裏から慎重にブッシュだけに力を掛けて叩き出すやり方です。
順番に外した所、穴の入り口を面取りした所の写真も纏めて有ります。

F様ジャガーブッシュ取り付け
それで今度は抜いたのとは逆に新しいブッシュを慎重に当て木をして叩き込みます。右はオリジナル、左はマグナムロック付属の物ですね。見た目の寸法は殆ど変わりませんが(笑)

そして
F様ジャガーペグ完成
ペグを磨いてから元に戻して完成です。

とりあえず本日はここまで!

追記その1
最近、何通か、激励メールを頂きましてありがとう御座います!
中々記事を書くのが遅くなってしまっていますが、これからもよろしくお願いいたします!

追記その2
更新が無い日はどう過ごされてるんですか?と言う質問メールを頂きまして苦笑いしてしまいました・・実はここの記事はその日にやった仕事の内容を書いているものでは有りません。
かなり遅れて記事にしていってますので、実はこれまでの記事の何倍もの作業をこなしています。記事にしようとしたら数倍分のストックから選んで〜と言う事なのですが、写真が少なすぎる等や記事の掲載許可が出ていないなどの問題で記事になっていません。今後何らかの形で随時更新して行こうとは思っていますが、もう追いつかない事おびただしいと言う状況に有る事だけ御理解いただければ幸いです。

追伸その3
YOUTUBEは一日1時間まで(笑)
寝る時間を削ってまで見てちゃ駄目です。A山さん、流石にYOUTUBEでアニメにハマって締め切り落としちゃまずいでしょう(笑)

posted by IRP Products at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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