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2005年02月05日

ケーブルの皮膜剥き

ちょっと前に某ユニットのS氏と話していた時に

「今度ケーブル作るんだけど」
「ケーブルの皮剥きってホントはどうやるの?」
「シース剥きの記事って、ネットであんまり見ないよね〜」

とか、そんな話になりまして。
そんな訳で今回はケーブルの皮膜剥きをやってみましょう。

ワイヤーストリッパーとかそういう工具や電工ナイフとかそう言った物も
ホームセンターや電材用工具店なんかで販売されています。

同軸ケーブル用カッター/ストリッパー
http://hobbes.co.jp/shop/htc226.html
ワイヤーストリッパー
http://www.koeishoji.co.jp/stripit6.htm
ワイヤーストリッパー比較
http://www.d5.dion.ne.jp/~re-light/stripper_top.htm

数種類市販されている訳ですが、個人でケーブル作る範囲でこれを購入するのは多少高いかな?
などと思ったりしますので、今回は別のやり方を提示してみましょうか。
でも、早く大量に作らなきゃいけない人はワイヤーストリッパーを買った方が良いです。


取り敢えず、やり方は何種類か有るのですが、
一番ローコストな工具で出来る方法でやってみましょう。

まず百円均一の店に行ってカッターの刃を買ってきましょう。
カッター自体を買うのもいいですが、10枚セットの替刃だけ買ってくる方が安く上がります。
因みにオルファ社のものは高いですが切れ味が長持ちします。
http://www.olfa.co.jp/item/search.php?i=b&cat=1

とりあえずその辺に落ちてたカナレのケーブルを検体にして見ましょうかね。
(各画像はクリックで拡大されます)
画像 032.jpg
必ず新品の刃を使います。

ここのブログで初めての試みの動画を載せてみました。
皮膜剥き動画
片手でインチキ動画を録りながらですので指先が暴れてますが、概ねこう言うやり方をします。
転がしながら「かるーく」切込みを入れて、中の導体を切らない様に気を付けましょう。
芯線の皮膜も同じ様な処理の仕方をします。

次は芯線方向へ切り込みを入れます。
ケーブル
これも、導体を切らないように細心の注意を払いながら行います。

剥きます。
新ケーブル.jpg
こんな感じですね。
剥く長さはどれ位でも構わないのですが、プラグの形状によって変えます。
とりあえず楽器用ケーブルだったら15ミリ〜20ミリ程剥けば良いかと。

編み込みアース導体をほぐして解きます。
新ケーブルほぐし.jpg
とりあえず私は精密ドライバーなどで解していたりしますが、
千枚通しや爪楊枝なんかでも構いません。綺麗に解せれば何でも良いのです。
ここでも、導体を切ってしまわない様に気を付けましょう。

解し切るとこんな状態になりますね。
ケーブルほぐし2.jpg

ここからいろんなやり方をする人が居ますので、あくまで一例としてお考え下さい。
ケーブルほぐし3.jpg
概ね二分割します。
このケーブルにはありませんでしたが、黒い導電シースが芯線に巻かれている物もあります。
この時に導電シースも見えてる分だけは取り去ってしまいます。

無水エタノールで導体の洗浄してみます。(やってもやらなくてもいいです)
無水エタノール.jpg
こう言う奴ですね。薬局で¥1000くらいで買えます。

ケーブル洗浄.jpg
ティッシュにエタノールを含ませて綺麗に拭きます。
この後は極力素手で導体に触れない様にしましょう。
写真では使ってませんが、私の場合は指サックなんかはめて作業してたりします。

各々を撚ります。
捩る1.jpg
力加減なんかも色々有ると思いますが、ヒゲを出さないようにキッチリ均等に撚ります。

任意の方向へ向けます。
撚る2.jpg

各々を撚り合わせます。
撚る3.jpg
これもキッチリ均等に撚り合わせましょう。
力加減はケーブルによっても違うと思うので色々試してみて下さい。

以上、今回は思いっきり丁寧なやり方を記述してみましたが、
カッター1枚でここまでの皮膜剥きは簡単に出来ます。
専用工具買うより遥かに安く上がるでしょ?w

作業のコツというか、私が考えるセオリーは
@導体を切らない、傷つけない
A綺麗に撚る
B導体を極力汚さない
Cヒゲを出さない
この4点でしょうかね。
これさえ守れていれば、どんなやり方しても構いません。

私はもっと早く行う事の出来る方法をとっているのですが
慣れないと失敗する事が多い方法ですので、今回はその方法は紹介しません。

プラグへの半田付けとか、その辺ははまた今度という事で。
というわけで本日はここまで!


posted by IRP Products at 16:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 楽器ケーブル関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして!
動画の方を見させてもらったんですが、
線の方を転がすのですか?

線を転がしちゃ駄目とか言ってる人も居るので
混乱してしまったのですが、、、
http://saitama-audio.com/JISAKU_RCA_CABLE/JS65_2511/JS65_2511.html
どっちが正しいのでしょう?
Posted by RD2 at 2005年02月07日 20:55
RD2さん
初めまして。
ここの記事書いてる無心といいます。

えーっとですね、作業の方法論というのは人それぞれなんですが、
張って頂いたリンク先の記事を書かれた方と私は
「方法が違う」だけでやっている事は同じです。

リンク先の記事を書かれた方は、私の様に転がす方法よりも
垂直な切込みを数箇所入れる方がやり易いと言う事なのでしょう。
なんにせよ、どちらの方法も力加減一つですから。

何より重要なのは、導体を切らない・傷つけないと言う事です。
私の記事中にもありますがセオリーを守っていれば
どんなやり方をしても構いません。

出来上がりのクオリティーに問題が無い場合、
作業方法に「正解は無い」と言った方が
ご質問の答えに当たるかも知れませんね。
Posted by 無心 at 2005年02月07日 22:05
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