ここをお読みになって下さる皆様もくれぐれも体調にはお気をつけ下さい。
さて、今回はジャガーの改造の記事でお世話になった東京都Y様の御友人からのエフェクター製作の御依頼の記事になります。何を作ったのかと言いますと、極力原音に忠実に音量アップを行うVOのみのブースターですね。この原音に忠実にってのが無茶苦茶難しいんですが、今回はそれに挑戦しました。
さて製作風景とかは今回も無しです。
そろそろ皆様お気づきかと思われますが、エフェクター製作に関してはあんまり公開してません。理由は色々有るのですが、回路が〜、配線材が〜とか入力のコンデンサが〜とか、そういった感じの事に言及し始めるとキリが無いんですね〜。それらを差し置いてケースの加工やその他の事をやるのも片手落ちな気もしますし、だったら完成品だけの記事で良いかな?と思ったりしています。
幸い最近は自作エフェクターブームみたいな流れのおかげか、そういったムックが幾つか出版されています。これらに幾つか目を通すだけでもケースの加工位は何とかなるんじゃないかな〜と思いますんで興味のある方はそれらのムックをお読み下さい。
因みにうちで作ってる回路はどのムックに載ってる物とも違い、既存の回路技術以外はオリジナルです。
さて、どんな外観の物かと言いますと、

(サムネイルとクリックして下さい。画像が拡大します)
こんな感じのものなんですかね。
フットスイッチとポットの位置の距離感って結構微妙な問題なんですが、踏んだ時にVOノブに当たらないような距離感が良いなあ〜的な所の判断から、出来るだけ離す事にしました。
それで今回は製作上もう一つの特徴がありまして、

バッテリー交換を容易にする為に、ゴトー社製バッテリーボックスを設置してみました。ここはお客様の特殊御依頼分です。
やってみて思いましたが、スペースさえ確保できれば、工具要らずで、バッテリーの交換が出来ますんで、かなり使用感は良い感じです。他のハンドメイド系エフェクターでこう言うのやってる所ってあんまり無いですよね?
前からケースの装飾について書こうと思っていたことなんですが、アルミダイキャストケースに塗装するのって無茶苦茶費用と時間がかかってしまうんです。基本的に実用本位な物が好きな私としては、装飾にはあまり手間と費用をかけずに、同じ掛けるなら中身に費用を掛けて、全体を安価に提供したいという想いがあります。
そんな訳で最低限の装飾と機能をラベルシールに印刷して貼り付けるという方法でコスト削減策を取っている訳ですね。最近作り方を変えましたのでラベルシール自体が結構頑丈にもなりました。
これだと柔軟にデザイン変更も可能ですし、お客様のフリーデザインも採用してラベル制作も可能ですので、塗装するより楽しいかも知れません(笑)

そんな訳で今回はある程度フリーデザインでシンプルにやらせて頂いたものを貼って見ました。とりあえずいつものラベルデザインを踏襲しただけなんですが、これで印象自体がぐっと変わりますね〜。一応清潔感には重点を置いてます。
後に微調整して完成した物が

こんな感じですね〜

ステージ照明だとこう言う風に見えることもあるかもしれません(笑)
納品した直後にY様からお電話で無茶苦茶気に入った!と言う旨の御連絡を頂きました。今度またスタジオで使ってみてレビューして下さるそうですので、それが楽しみですね〜
東京都Y様
今回は御依頼ありがとう御座いました!また何か有りましたら宜しくお願いいたします!