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2006年03月16日

Fender・J・Jaguar/Kurt CobainModel改造

今回は東京都Y様より依頼頂いたFender・J・Jaguar/Kurt CobainModel改造をご紹介していきます。

Y様ジャガー改造前1
(サムネイルをクリックしてください。画像が拡大します)
Y様ジャガー改造前2
Y様ジャガー改造前3
イケベ楽器オリジナルでカスタム仕様として販売されているモデルですね〜
個人的にも割りと思い入れの有るモデルで、個人的にも好きなギターの一つです。
このタイプの楽器に関しては、弦振動系に短所が幾つか有るのですが、この個体に関しては、こちらの手元に来た時には既にオーナーのY様がご自分で改良する為に弄っておられます。
その効果により、振動系はかなり通常のジャガーよりも改良されていて、生鳴りやアンプ音もかなり良い感じの状態でした。
(更にこちらでも追い込み作業を行いますが)

今回はこの楽器をその状態から更にどう改造するのかと言いますと・・・

ミッドブースター/ワウ・ワンメイク回路内臓(新規製作)
配線全引き直し
フロントPU交換
電池ボックス埋設
ナット交換

と言うメニューですね。
割とこのBLOGではお馴染みの作業になりつつある感じなんですが、今回はミッドブースター/ワウを一枚の基盤に纏め、ポットを共通化し、双方を2WAYミニトグルSWで切り替えられる回路の作成と言うのがメインだったりします。
因みに、うちで良く作っているミッドブースターは改造してもワウにはなりませんし、その改造の為にミッドブースターのバランスを崩すのはあまり良しとしない為に、今回は小型ワウを単体で作って、一枚の基盤に載せる方向ですね。

ミッドブースター/ワウを楽器に内臓に関して、幾つか条件を提示頂きまして、今回はあまり木部加工に関して歓迎しない的な大前提がありました。
と言う事で出来るだけ小型に作らなきゃならない訳なんですが、通常のワウ回路を作るとなると、インダクターコイルが必要なんですが、ワウ用に市販されてるような物だと、楽器に内蔵するにはデカイ!(笑)
まあ前もって判っていた事なんですが・・小型のコイルを入手する必要が有りますね。
インダクターコイルってどんな物かと言いますと、
Y様ジャガーミッドブースター・ワウインダクター
こんな奴ですね。他に抵抗に似た姿形してるのもあります。

ワウの基本的な回路は、部品点数が非常に少なく、部品の数値・素材によって「音のポイント」が結構変わって来ます。インダクターコイルはその代表格で、このコイルの種類で音が変わってしまいます。
そんな訳で今回はこの回路を作るにあたり、数値が同じ5種類程のコイルを手に入れて色々カット&トライで選択する事にしました。
因みにトランジスタは使い慣れてる「2SC1815」「2SC945」を使用する事にしました。
ゲルマ系のトランジスタを使う事も考えたのですが、個人的に楽器に内蔵する回路にデッドストックなどの素子を使うのはあまり好きではなく、さらに手に入り易く、計算や再現性が容易な物を使い定数や回路を工夫する方が好きです。
後、コンデンサ等は良質な物を使っていますが、一部小型化する為にタンタルコンデンサを使用します。

とまあ色々書いてみましたが、実際作ってみると小型化するのは思ったより大変で、この写真で実は3代目です(苦笑)凄い人ならもっと小型化出来るかもしれませんね。
3代目ともなると製作自体は意外とすんなりいけましたが。
Y様ジャガーミッドブースター・ワウ回路
今回もワンメイクなので基盤はユニバーサル基盤です。
(いい加減ミッドブースターぐらいプリント基板作れよ・・と自分でも思います・・はい・・前向きに善処します)
今回は楽器が手元に来る前に回路を作成していたので仮として、基盤直付けのポットを使用してみましたが、サイズ的に無理そうだったら普通のポットにします。

さて、これをジャガーに載せる訳ですが、元の回路はどうなってるかと言いますと
Y様ジャガー回路改造前
こんな感じになってますので、このコントロールプレート部分を整理してここに回路を取り付ける事にします。
Y様ジャガーミッドブースター・ワウ回路搭載1
写真がぼけた奴しか残ってませんでした・・・・・
載せる為に色々位置等弄りながら、とりあえずこんな感じに落ち着きました。
結局、基盤直付けポットだと位置的に無理があったので結局ポットは基盤から離す事にしました。

長くなってしまいましたので本日はここまで!
posted by IRP Products at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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