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2006年02月25日

アリアプロスルーネックギターの改造その4

アリアプロスルーネックギターの改造その3の続きを行きましょうか。

もはや改造ではなく調整の範疇に入ってきてますが、今回はフレットの擦り合わせです。

ココの記事でも何回か取り上げてますので、かなり内容自体はお馴染みになってきていますが、やはり難しいことには変わりがありません。しかも今回は捩れが少し出ている上に、ロックナットのRと指板Rが微妙に合っていなくて、最終的にビビリを取り切った上で良い感じに仕上げるには、フレット打ち換え+指板Rの修正などなど行う方が良いのですが、予算の問題もあり、今回はそれを見送った現状で、出来る事は最大限やろうという事で打ち合わせが終わっていました。

それですね、今回作業内容を公開するかどうか・・ちょっと迷った部分が有るのですが、ほんのちょっとだけ公開する事にしました。(それでも制限付ですが)

で、何を公開するかといいますと・・・・

フレット擦り合わせの段階でネックにテンションを掛けると言う事なんですけどね。
なんだそんな事か!とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、これ、弦が張られている段階で、各部観察、メモ等細かい事をきっちりやっていないで、やり始めるとドツボに嵌ります(笑)しかしながら、チェックの方法とかその類の記述は一切無しの方向で!って事で宜しくお願いします。

それじゃ行きましょうか。
F様RS-フレットすり合わせ1
(サムネイルをクリックしてください。画像が拡大します)
弦を外した状態でいかに弦が張られている状態を再現出来るかというのがポイントだったりします。ここで幾つかのヒントを書いて簡単に流す事にしましょうか。

バネ秤・シム(的な物)・ラッシングベルト(トラックなどの運送用荷物止めバンド)

これだけでも勘の良い人なら、何をどうやってるか判ると思いますよ。
アメリカのスチュマックでは結構高額で専用の工具が売られてますが、工夫するだけで約数千円で収まるんだから、貧乏テクニックみたいなもんでしょうかね(笑)

そんな状態でストレートゲージでフレットや指板の調子を見た上で、ロッド調整などを行い、良い感じに調整が出たら擦り合わせに入ります。
F様RS-フレット擦り合わせ2
まあこの辺は何度か取上げてますので、
フレット擦り合わせ該当ページ
上記のBLOG内リンク先でご参照ください。
このネックも例の漏れず、シャーコシャーコと削ってたら、一瞬で頂点の高さが整いました。

そして頂点もいつものやり方で整えた上、コンパウンドで磨き倒したら・・・・
F様RS-フレットコンパウンド
ギラギラ光りだします!(毎度の事ですが、写真では判りにくいですね・・・)ココまで来ると作業してる本人は、無茶苦茶嬉しいんですよね。
因みに今回は予算の兼ね合いも有ってボールエッジにはしません。仮にやったとして、このネックはベヘリング(フレットエッジ角)が攻められ過ぎている為、やっても理想的な球形態にはならないでしょうしね。という訳で、今回は軽く磨き込むだけに留めて置きます。

そしてマスキングを剥がし、指板をクリーニングオイルで綺麗に掃除して、保湿オイルを塗ったら完成です!
F様RS-フレット完成
そんなに塗ってませんが、なんだかオイル塗れに見えますね・・・・(苦笑)

そんなこんなで、本日はココまで!
posted by IRP Products at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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