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2009年08月02日

千年の夏

現在私の実家は奈良の片田舎に位置しておりまして、実家を出た今となっても、ふと思い出す悠久の風景と言うのが有ります。

子供の頃、あれほど終わって欲しくないと願った夏休みの原風景となんら今だ変化しない片田舎な訳ですが。

で、奈良が実家と言う事は、そこいら中に有る寺社仏閣・古墳など悠久の原風景が私の記憶の下地になっております。

山の谷間に沈んでいく太陽、妬けるあぜ道と田園風景と寺社仏閣、千年変わらない祭囃子、そして風の音・・・

子供の頃の友人で、1000年間血筋の続く(と言われるが当家の人も良く判らないらしい)神社の家に生まれた兄弟が居りました。その友人と偶然再会してから、とある雅楽の楽器〜修理製作家をご紹介頂き、色んな話をさせて頂くのですが。。。

最近はブログに修理製作記事を殆ど載せなくなりましたが、その理由の一旦として、エレキ/アコースティックギターの精密なリペアや製作で煮詰めて爛熟させた楽器の音も良いですが、もっと素朴な楽器の音を心が欲している。。とそんな気になって来ているのです。
(昨今のあまりの忙しさで心に弾力性が無くなって来ている所為かも知れません・・)

雅楽や、そこに至るアジアから渡来してきた音楽、私の原風景を連想させる楽器の研究へ一歩踏み出したい・そしてそれを自分の技術にフィードバックさせたいという想いがどんどん膨らんで来ています。

それらはきっとこのBLOGで紹介する事は有りませんが・・・確かな物を持ち帰ろうと思っております。

私に残された技術者としての時間はかなり多く見積もってあと30年。
1000年以上の歴史を持つ音色の秘密に迫るにはあまりに短いと言わざるを得ません。

それが具体化するまで取り合えず生暖かく見守っていてください。

こう言う事を書くとIRPを辞めてしまうのか?と言う質問が出てしまうかも知れませんが、それは有り得ません。コレは私の一生の仕事です。

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又ちょっと別の話ですが、私のライフワークである寺社仏閣巡り法隆寺編の写真を一部ご紹介。

法隆寺.jpg

法隆寺2.jpg

法隆寺3.jpg

法隆寺4.jpg

因みに法隆寺の柱の下は石盤の基礎に対して材木の根太を敷く工法が取られているのですが、
宮大工の仕事.jpg
石の表面の凹凸に合わせて根太が削られてジャストフィットしています。。。。

恐るべき宮大工の仕事。。。
posted by IRP Products at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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