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2006年01月24日

アコースティックギターのサドル実験

ついにホリエモンが逮捕されてしまいましたね。
「粉飾決算」
金融の世界のタブーは元より、完全な犯罪な訳ですが。
なんか妙に気になって、戦後から今まででどんな粉飾決算事件が有ったのか、ネット上に有る物を適当に幾つか調べてみました・・・・

ああ・・・・大手でも結構その手の事件起してるなあ。
マスコミの報道の仕方一つでここまで違いが出るか・・と。
こう言う書き方するのもあんまり良く無いんでしょうが、ある種スケープゴートにされたかな?と
私は何も知らないが故に書きますが、どこでもやってるでしょ?この位の事って。
そこら辺どうなんでしょ?
今回の事件はあまりに急に目まぐるしく展開して行き過ぎるので笑うしかないのですが、
具体的に「誰」を怒らせて、「誰」が動いた上で、こう言う事になったか・・そこの真実の方が知りたいと切実に感じました。空き家になったライブドアを買うのは何処なんだろうとか・・

まあこんな事書いてるとロクな事になりそうも無いのでこの辺のしておきましょうか。

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さて表題に関しての内容に行きましょうか。因みに今回は完全な実験です。
少し前に手がけた楽器のオーナー様から、
「アコギの音が堅く感じるんだけど何とかなら無いかなあ?」
と言う相談を受けまして、またで色々打ち合わせながら、色々考える機会が有りました。
とは言えこう言うのは、話をしただけじゃ中々上手くかみ合わないので、楽器を目の前にしてカット&トライにて対応するべきでしょうね。
とは言え物理的に距離があるお客様なので中々そうは行かないのが現状なのですが・・

で、ある程度お客様の音の好みを打ち合わせで把握した上で、こう言うのはどうでしょう?的な提案をさせて頂くという形を今回はとることにしました。(今回も・・か)

で、今回は硬い音を柔らかくする為にどういう方法から始めようかと色々思案していた訳です。
「アコギかー○○○○○社のサドルって牛骨だよなあ・・。んで音が硬いのかー。接点は結構丸かったよな。タスクとかああいう人工素材も悪くないけどなあ。でもなあアレがこうだったしなー・・あのお客様の弾き方だと木製サドルだと結構派手に減るしなあ・・等々」
などと言う一人呟きで依頼を受けてから放置する事かなりの期間・・・・・・
そのお客様から預かっていた今回の依頼とは別件の楽器が先に納品を迎えてしまうと言う体たらく!
本当に申し訳ないと思っています。すいません。

思い悩んでいたある日、昔からの先輩と電話で話している時に、面白い話が出まして・・・
「昔のビザールのフルアコとかで、サドルにフレットが打ってある奴あるよね。ヘフナーとか。ああいうサドルって融通利かないけど、俺は音が太い感じがして好きなんだよね〜」と。
因みにそれはどんな物だったかと言いますと、
ヘフナー・ヴァイオリンベースブリッジ
(サムネイルをクリックして下さい。画像が拡大します)
この写真はずいぶん前にどこかで拾った物です。問題が有ったら即刻消去します。
こんな奴ですね。短く切られたフレットがサドルに打たれているのが判ります?

「ああ、そういや昔修理したなあヴァイオリンベース・・・」などと思い出していると、そこで思いつきました。
そう!サドルにフレット打って見たらどうだろう?音もそうだけど単純に面白くないか?と。

もちろん普通に牛骨サドルにフレット打ったら硬い音がもっと硬くなってしまうのは容易に想像がつきますので、柔らかい材料・そして楽器の材料に使われている木材をサドルに仕立てた上で、そこにフレットを打つ事にしました。この時点では音の事は判りません。

作り方等は今回は載せない事にしますので、いきなり完成ですが、
フレットサドル1
こんな感じになりました。こんな感じの物を材料別に幾つか作ったのですが、この写真はスプルース材にフレットを打った物だったりします。一応木取りの方向は考えて有るので、結構頑丈ですが。
柔らかい材料とフレットを合わせる事で、耐摩耗性とスプルースの柔らかさで音が柔らかくなればラッキーかな?的な感じでカット&トライですね〜。

フレットサドル3
普通の牛骨サドルと並べてみましたが・・・・
うーむ。ホントにビザールっぽいなあああ。

フレットサドル仮セット
仮セットまでして音を出してみましたが、予想してたより結構いけます。これ。太い太い!他の材料の物よりスプルースがやっぱりアコギには合うようです。
肝心の音の硬さはと言うと・・・・確かに耳に痛い「硬さ」は減ったんですが、別の「硬さの感じ」が出てきてる様な気が。やっぱコレは駄目かもなあ。逆に硬さの無い楽器にはいいかもしれません。
思いつきでやった割にはいい出来ですよ。
コレはこれで一応試してもらうとして、やっぱなんか別の事考えましょうか・・・

本日はここまで!


posted by IRP Products at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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