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2009年07月22日

アベフトシ氏死去

本日、仕事をしていたら、突然昔馴染みから電話が掛かり

「アベさんが死んだ」

と言う一報を貰いまして。。。

何のことか良く判らないまま話を聞いてみると、、、

元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシ氏の事でした。


あまりに早すぎる。。。

奇しくも皆既日食と同じ日。多分今日何をやっていたか一生忘れる事は無いでしょう。

ラストシングルで「エレクトリックサーカス」を今もエンドレスで掛け続けています。

「俺たちに明日が無いって事

                 初めからそんなの解っていたよ」


ただ、底抜けに寂しい。

合掌
posted by IRP Products at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月19日

P-90の話

最近、お客様からの修理依頼でダントツに増えているのが、P90を使用した木部加工を含むPU交換があります。

昔からオールドギブソン以外のリプレイス物でP-90にはロクな物が無いと公言している私ですが、ここ最近良く持ち込まれる某社のPUに関して、もはや怒りを覚えるような構造・耐久性、音色をしている物があります。最早、こんな物売るなよ!レベルの物なのですが。

詳しくはここでは書きませんが、そのPUの修理・改造のご相談頂いた際に、私がやりたがらない空気を出したらその品種でビンゴ!と思って下さい。

さてそのP-90の話。

私はオールド信仰は全く無いのですが、このPUに関してだけはオールド、特にLPカスタムのフロントに載っていたアルニコXの音が非常に魅力的だと考えています。色々随分費用もかけて探し回りましたが、あれと同じ音が出るリプレイス物は私の知る限り、現在でも存在しません。
シンプルな構造が故、古今東西で音色の違いが大きいのです。
勿論オールドの全てが素晴らしい訳ではないですけれど。

もう随分前になりますが、とあるレコーディングの現場で体験して以来、あの音に取り憑かれておりまして、オリジナルPUを製作する際には必ず頭を過ぎる音色でもあります。

最近の物でも、より良い信号をアウトプットするには工夫をすれば良いのですが、それにはある搭載方法を取る必要があります。それは企業秘密ですけれど・・・興味のある方はご依頼下さい。(加工内容の本質は明かせませんが)

オールドのアルニコXが載ったLPカスタムは、私が求める最高の音色の内の一つですね。いつか極上の状態の物を所有出来ると良いのですが・・・・
posted by IRP Products at 13:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 楽器リペア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

Back to the Backpacker life

アジアで今尚バックパッカーをやっている友人のBLOGが面白すぎる件で

http://ameblo.jp/funny-joke/

海外で映画出演とか中々エッジが効いてるなあ。。
で、今はタイ(バンコク)にいるとか何とか
いいなあ。私ももう一回位インドへぶらっと行きたいもんだ。。

そう言えば、この男の話によるとここ数年のインドは物凄く綺麗な街になってる所がぼちぼち出てるとか。一説には貴族階級の連中が街中の(日本で言う)ホームレスを集めてトラックに乗っけたままどっかの山に捨てに行ってるとか何とか。

ほんまかいな?

あの国がそう簡単に変わるかな?とも思うのですが、それは自分の目で見て判断したい所ですね。

一時帰国して来たこの男と地元の旧所名跡(しかも野外)で飲んだのがもう一年前か。。
時間が経つのは早いもんだ。。

好奇心旺盛が故か、色々面白い話の引き出しが多い奴では有るが、その所為で危ない目に合う事もあるみたいで。。無事に帰って来てくれれば何よりですが。。
posted by IRP Products at 22:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原産地表記と贋作

最近メールサーバー及びPCの問題で、頂戴していたメールに関し、もしかすると取りこぼしている案件が発生している可能性が御座います。
(先日、お客様からお電話を頂いた際にメールの不通問題に気が付きました)

もし、私宛にメールを送ったのに返信が無かったという状況の方がいらっしゃいましたら、心よりお詫び申し上げます。

宜しければ再度メールを頂戴出来ますでしょうか?

皆様、今後共引き続き宜しく御願い致します。

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さて話は変わりまして、、、

「原産地表記」

皆様はこの言葉を聴いて何を連想されるでしょうか?

随分前にうなぎや牛肉等食品の産地偽装事件でこの言葉がメディアを騒がせた事もありますが、今回はこの言葉に関し輸入通関と楽器に焦点を絞り少しお話してみたいと思います。

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楽器店で並べられている新品の楽器で、特に海外からの輸入品には本体に必ずと言って良い程、原産地の表記にあたる何かの印が有りまして、皆様も「mede in usa」ですとか「mede in china」と言った様なステッカーがヘッド裏あたりにさりげなく張られているのをご覧になった事が有るのでは無いでしょうか。私個人としては楽器店で意図的に剥がされている例を見た事がありますが。

これらのステッカー、実は輸入通関の際に原産地を明確にする為必要とされ、わざわざ生産国で貼られているのです。

言うまでも無く、このステッカーがある事により購買者がその製品の原産地を正しく認識出来(原産地誤認を回避出来る)、購買の際の判断材料になり得る訳ですね。又コレは税関の指導でほぼ義務化されている物でも有ります。

ではなぜ今回記事にまで取り上げなければならないか?と言うお話に行きましょうか。

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話はとある楽器がエンドユーザー様から私の元に持ち込まれた事から始まるのですが、ある個人に近い業者が独自に輸入して(調べた限り物量的に個人輸入レベル)販売している楽器があり、それがどう見てもあるブランドの「贋作」なのです。

そのユーザー様から色々ヒアリングを行った所、その販売元の業者があまりにアレだった事と、私個人としてもある種の興味が有った為、その業者が扱うオリジナルプロダクトの楽器を試しに取り寄せて見る事にしました。

で、現物が届いてからよーく観察してみると、どう見ても木部からセットアップまで含め、「日本以外で行われた物」「made in 某アジア」(この辺りはある技を使って裏を取りました)で有る物に対し、件のステッカーが「mede in japan」となっている訳ですね。

と言うのも、企業でも個人でも輸入を行う殆どの場合は(輸入実績がない場合は特に)輸入申告時において全量X線又は全てを開ける改品検査の所謂「税関検査」に該当するのですが、その検査の際に外国貨物で「made in japan」などというステッカーが貼ってあればその時点でアウトなのです。
(但し通関法上、楽器としての特性を持っていない状態の「部品」として輸入してから、日本でセットアップを行った物・行う物に関しては「mede in japan」のステッカーを貼る事は可能な様です。それが関税的・コスト的に徳であれば・・の話ですが)

勿論、逆輸入品であればそういう事もありえない訳ではないのですが、輸入申告〜税関での審査でそのあたりはかなり詳しく聞かれる筈ですし、輸入者が意図的に嘘で答えればその時点でアウトです。

現物を見た感じと諸々の都合から、件の楽器は輸入申告の際には「外国製」とし、輸入許可が上がり、輸入者の手元に貨物が渡ってから、わざわざ「made in japan」のステッカーを貼っている・若しくは「張り替えた」上、消費者心理の誘導を図った、と判断した訳です。

外国貨物が国内貨物に変わった後の貨物の扱い〜販売に関しては、輸入者のモラルに委ねられる部分が大きいとは思いますが、この件はれっきとした「原産地偽装」です。たかがステッカーですが突き詰めると大きな事なんですよ。コレ。

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又、最初の贋作の楽器に関して言いますと、輸入者が税関に対し虚偽の申告を行った、若しくは税関側に楽器の商標に関する情報・知識が足りない・輸入をストップさせる権限の無い物であった・双方併せて輸入許可に至った可能性が高いと考えられます。無論税関検査もスルーした事になります。

因みに税関にはこんなページも有ります。
知的財産の輸入差止申立情報-キーワード検索ページ
http://www1.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/ipstsrc.htm
逆に言うとここでヒットしない物は輸入する事が出来るとも取れますね・・・色んな意味で悪用されている様な気がするのですが。

少し話は逸れますが、税関とは大前提として「関税をかける事、禁制品などを発見する事」により、貿易品から国内市場及び銃器薬物などの社会悪から国民を守る為に存在する国営組織・機関である訳です。

数年前、ギブソンやアイバニーズの贋作が組織的且つ大量にネットオークションに出回った事件が有りました。
それらは広義の意味での密輸品とは思えない物量であった為、税関が輸入許可を上げた物だったと考えられます。
それから、これらの贋作が正規品よりもかなり粗悪であったのも大きな問題でしょう。

この件に関連した某ネットコミューン等を覗いた感じでは、それらを本物と信じて疑わずに購入した方も多数いらっしゃったようです。。。

楽器が幾ら関税フリーとは言え贋作が大量に国内に入って来ているとは。。それを税関がスルーしたとは。。なんとも情けない話ですな。。。


さて話は戻り、当該ブランドの販売権を国内で有する企業は、即刻税関に対し輸入差し止めの請求を行うべきです。こういった申請の為の防御コストより、後のダメージの方が遥かに大きいと私は考える事と、日本の企業はもう少し商標等権利を守る・主張すると言う事をやっていかないと、こういったイリーガルな手段を使う業者に損させられるばかりです。

今回の件に関しまして、一応の義務として当該ブランドの販売代理店様に通報しておりまして、後はそこがどう動くか・・と言った所ですか。。
アップはしませんが、写真や現物は全て当方で保管しております。

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ここまで一切当該の業者名等々出しておりませんので、読まれた方は何の事やら放置してきてしまっている感がありますが、一応私は知っているぞ、あなた方のやった事を。的な私事メモ記事として。。。

ここまでの内容を理解された方は、今後以下の点にご注意頂いた上で楽器の購入を検討してください。

@原産地表記のステッカーがあるかどうか
Aそれが信用に足るクオリティー(価格)の物どうか
Bプレーヤーとして楽器の本質を見抜けるかどうか
C出来るだけ楽器に詳しい第三者の意見を求める

と言った様なところで本日はここまで
posted by IRP Products at 20:53| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする